Science

2014.10.09

有人マルチコプターを空飛ぶ車椅子に

Text by Takumi Funada

開発者の平野さんは電動車椅子を操作するのと同じ感覚で操縦できる航空機を実現したいと考えている。

私は何よりも空を飛ぶことが大好きな障害者です。事故でケガをする前はハンググライダーやパラグライダーで、事故の後、車いすで生活するようになってからはグライダーに乗せてもらって空を飛んでいます。

顎でコントロールできる複座のマルチコプターを作ることが究極の目標だ。すでに同スケールの試作機が空中に浮かぶようになった。まだかなり不安定な飛行だが、大きな夢が形になるプロセスを垣間見ることができて胸が熱くなった。

有人用大型マルチコプター『Flying Chair』の開発について