2008.09.26
ブリンキング・ファッション宣言
Forbesにいい記事が載った。おなじみのプロジェクトがたくさん紹介されていて、MakeやCraftやDIYの世界でおなじみの顔もたくさん登場しているよ。- A blinking fashion statement(英語)
ガラスの天井をぶち破ろうと奮闘している人々にとって、サラ・ペイリンもヒラリー・クリントンも、Leah Buechleyの前には影が薄い。
コロラド大学の31歳のコンピューターサイエンス研究者である彼女が初めてTシャツに電子回路を縫いつけてからの数年間、男女格差を是正する数多くの功績をDIYの世界にもたらしてきた。おそらく、それによってシリコンの天井は粉々に砕け散ったと思われる。
「物作りのグループは、いつだって男の子の集まりだったわ」 アメリカ中の地下室やガレージでエレクトロニクス・ガジェットを手作りしていた技術系ギークやメカマニアや電子回路の魔術師たちによるDIYムーブメントが緩やかな派閥を形成しつつあったころを振り返って、Buechleyはそう語った。またこうも話している。それ同時に、アートとクラフトの部隊(編み物や裁縫やシルクスクリーン)は昔から女の世界とされてきた。
しかし、それは変わりつつある。新しく開発された”クロスオーバー”素材、つまり、電線の役割を果たす導電性糸や、Buechleyが発明した布に刺繍できる電子回路などによって、どちらの分野へも行き来が容易になってきた。クラフト愛好家がはんだ付けに挑戦し、機械人間が裁縫を習い始めているのだ。
訳者から:この Forbesの記事に、In Pictures: 10 High-Tech Fashion Statementsというリンクがある。ここで10の”ブリンキング・ファッション”の実例がスライドショーで見られるよ。
編集から:Leah Buechleyさんは、LilyPad Arduinoの開発者。Make日本語版 Vol.5ではCraftに掲載されたLEDタンクトップの記事を翻訳して掲載しています。
[原文]