2013.05.16
愛着のあるキーボードをArduinoで蘇らせる
少し前のAdafruit Blogに、NeXTキーボードをUSB化して現役復活を図る記事がありました。それを見て、ワタクシも蘇らせたいキーボードを持っていることを思い出したのです。
90年代に買ったNewton MessagePad用の小さなキーボード。小さいのにしっかり叩ける、絶妙なデザインの製品。しかし、そのまま繋がるコンピュータはもう存在しません。
状況が変わったのは、twitterでAdafruitの記事をRTするついでに「NewtonキーボードもUSB化したい」とダメ元でつぶやいてみたとき。すぐにレスポンスがあって、TETRASTYLEさんのプロジェクトを知ることができました。
TETRASTYLE-dev-BLOG USB Newton Keyboard
Arduino Unoを使って、Newtonキーボードの信号(RS-422)をUSBに変換する方法が紹介されています。さらに、キーボード本体に内蔵できるようATmega32U4を使う作例もあり、さらにさらに、プログラム書き込み済みモジュールの販売までしてくれるのです。
さっそくお願いして、基板を1枚分けていただきました。コネクタがあらかじめ取り付けられているので、実装はとても簡単。準備はプラスドライバーとUSBケーブルを1本ずつ用意するだけです。作業は10分ほどで終了。
1枚目の写真は、できあがったUSB化NewtonキーボードをiPadに接続したときの様子。ちゃんとHIDとして認識されます。キーを打つと画面にその文字が現れる! ステキな瞬間でした。次はRaspberry Piにつないでみるつもり。