Crafts

2008.04.15

オリジナルグッズビジネスの切り札

Text by Takumi Funada

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パーソナルな物作りをサポートする工作機械を取りそろえているローランド ディージー。デスクトップ・カッティングマシンの「STIKA」や3Dプロッタ「MODELA」は、Makerなら1度は欲しいと思ったことがあるはず(すでに持っているなら羨ましい!)。
STIKAは切る、MODELAは削るのが仕事ですが、ローランドDGには叩くのが仕事のマシンもあります。メタルプリンタ「METAZA」は、金属、樹脂などの表面に高精度なスタイラス(打刻針)を打ち付けて写真や文字を描く機械。曲面にも追随できるので、万年筆のボディやオイルライターにもプリント可能。動作の様子を動画で見ると、昔のドットインパクトプリンタを思い出します。
ローランドDGはこの機械を「オリジナルグッズビジネス」の切り札としてプッシュしています。自分の写真が刻印された携帯ストラップや愛犬のネームタグなど、従来なら大型の設備や熟練の技術が必要だった金属製グッズの生産が、METAZAを使えば机ひとつ分の空間で誰にでも可能になっちゃう。
1台のコンパクトな機械が新しいビジネスを生み出す--そんな可能性を感じさせてくれるところにローランドDGの製品の面白みがあるんじゃないでしょうか。
ローランド ディージー METAZA MPX-80