2008.08.27
触覚レーダー
東京大学石川小室研究室は、触覚情報と関連技術の研究を進めている。同研究所が行っている “Haptic Radar / Extended Skin Project” は、体に装着した空間センサーと小型の振動モーターを使って、何かが接近していることを装着者に伝えるというものだ。-
我々は、空間情報を触覚情報に変換することで、ユーザが直感的かつ自然に反応できる装着型モジュールデバイスを開発している。このシステムは,アレイ状の「光学的な触角モジュール」が皮膚上に並べてあり、個々のモジュールは距離情報を感知する。そして感知した情報は振動の強弱に変換されモジュール直下の皮膚に提示される。このセンサシステムは、人が、微生物の繊毛、昆虫の触角や哺乳類の髭のように、皮膚と直接接していない対象に触れた感覚を得ることを可能にするものである。
– The Haptic Radar / Extended Skin Project
– Collin Cunningham
[原文]