2008.12.05
オモチャ技師
すべての親たちは、オモチャの修理を行う前に、オモチャ技師としての訓練を積んでおくべきだ。なぜなら、たとえどんなに高品質な木のドイツ製オモチャを与えておいても、子供たちはいつかかならず、壊れやすい大量生産のプラスティックの塊に魅了されてしまうからだ。その修理方法を知っていれば、お金の節約にもなるし、余計な廃棄物を出さずに済むようになる。
これは私の息子のバズライトイヤーのアクションフィギュアだ(私が自分用のものをオリジナルボックスに入ったままガレージにしまってあることを認めよう)。上腕の”レーザー”に仕込まれたLEDの配線は、肘の関節の中を、とうてい完璧とは言えない技術で通されている。ここは4回も修理した。最初の3回ははんだ付けで修理し、そのまま肘の関節のなかを通しておいた。しかし、4回目になると、うんざりしてしまい、ドリルで何カ所か穴を開けて、配線を完全に関節の外から回すようにしてやった。布製の配線チューブが外にちょっと出ていて、それはそれでクールな見栄えになった。ちょっと、Robosapienっぽくない?
1年ほど前、このフィギュアはオモチャ屋から姿を消した。再び現れたときは、ティム・アレンの声ではない、粗悪なものに代わっていたのだ。ひどい音だ。必要なら何度でも直してやろうと私が思ったのには、そんな理由もあった。
訳者から:わかるなー。わかる! その技術と勘を次の世代に付けさせる最良の方法は、自分のオモチャを壊したり改造したり自由にさせることだね。ボクがそうだったから。危険なこともあるから、親は見て見ぬふりをしないといけない。さすがに、中学生のときにモデルガンを改造して指に自作の弾丸が入っちゃったときは怒られたけど。
– John Park
[原文]