Electronics

2009.02.20

オープンソースのカメラ、Elphelの中身

Text by kanai

elphel open source camera
LinuxDevicesは、オープンソースの (ハード、ソフトとも)のカメラ、Elphelの内容に関する資料を公開した。

序文 — この資料は、オープンソースの(ハード、ソフトとも)のカメラの供給元であるElphelが開発した一般向けおよびGoogle(上質なストリートビューや書籍スキャン・プロジェクト用として)向けの最新映像技術を詳しく解説するものです。画像処理関係の技術者、オープンソースのファン、オープンソースハードウェアに興味のある方々にも、興味深い内容になっています。
本資料は、2001年にElphelを設立したロシア出身の物理学者、Andrey Filippov博士が取りまとめました。Filippov氏は、長年にわたり、LinuxDevicesのための資料作りに尽力されています。それらは今後、公開される予定です。
… Filippov氏の資料には、Elphelカメラに採用されている衝撃的なまでの画像圧縮技術について解説されています。彼は、カメラのセンサーの各ピクセルが満杯になるまでに保持できる電子の数の計算方法を伝授しています。さらに、その許容量(FWC)の算出に便利なJavascriptの計算機も提供されています。詳細な仕様も公開されているので、センサーのビット深度を効率的に割り出すことができます。

Elphel camera under the hood: from Verilog to PHP(英語)
– Brian Jepson
原文