Electronics

2009.02.20

Pure Data – オープンソースの音声画像処理環境

Text by kanai

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Pure DataはMax/MSPによく似た、Miller Puckette開発によるオープンソースのパッチ・プログラミング言語だ。ハイレベルな視角プログラミング環境で、ステージに入力とデータ操作オブジェクトを加え、それらの間をドラッグして繋ぐと、作動中にメッセージがどのように伝達されるかがわかる仕組みになっている。ちょっと頑張れば、音声データと映像データの複雑な操作をリアルタイムでできるアプリケーションも作ることが可能だ。
ボクは今日の午後、友人のVince VenezianiからPure Data(Pd)を紹介された。彼はPdのチュートリアルを製作しているのだが、プログラム環境の手引きを送ってくれた。それには、回転する無数の立方体の面にビデオを投影するというサンプルのアプリケーションパッチも入っていた。その立方体は、リアルタイムで操作できるのだ。

6カ月ほど前、私は音楽の作り方とMax/MSPのプログラム方法について書物を調べていた。音声と映像の製作と操作のための視覚的なワークフロー環境を作るためだ。とても複雑だが、パワフルなものになる。Max/MSPの開発者、Miller S. Pucketteは、最近、同じようなものを作った。Pure Data(Pd)というオープンソースのソフトだ。Pure DataはMax/MSPと似ているが、こちらは誰でも無料で入手できて自由に製作できる。
このポストで、我々はPdを使って試したことを検証したい。視角環境でリアルタイムに映像を操作するために、M-Audio MIDIコントローラーを使用した。自分にはちょっと難しすぎて手が出せないって? そんなことはないよ。その仕組みを解説しよう。

Pdは視覚的なプログラミング環境だと言ったけど、ほかのプログラミング言語と同様に、初期の学習曲線はものすごく急勾配だから、最初に、使用できるオブジェクトのタイプやらその機能をたくさん覚える必要がある。ボクはまだいじり始めたばかりだけど、Pdのドキュメントには、よくできたチュートリアルがたくさん入っている。
Pdを使ったことがある人は、コツやら裏技やらチュートリアルやらクールなパッチを教えてほしい。コメントに書いてね!
Pure Data(英語)
Vince’s Pd Introduction – Video MIDI Mixer(英語)
Pd Tutorials(英語)
– Jason Striegel
原文