Electronics

2009.07.21

How-To: ICのガワを溶かす方法

Text by kanai

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Travis Goodspeedは、化学薬品を使ってプラスティックのパッケージを溶かし、繊細にして息をのむほど美しいICウエファーを露出させる術を教えてくれた。

本格的な科学実験設備を使わずとも、マイクロチップのパッケージを取り除ける方法を、写真入りで紹介します。ホットプレートやドラフトすら必要ありません。その結果、むき出しの回路と配線が現れます。配線はあとで切り取って、回路は顕微鏡で写真を撮ります。
家庭でできる科学実験の解説書には必ず書いてありますが、これから解説するこの実験でも、薬品の取り扱いには十分に注意するよう警告しておきます。化学薬品を扱った経験のない方は、入門書をよく読んで、安全に実験を行うための心得をしっかりと身につけておいてください。なかでも硝酸は、低温でもかなりやっかいな物質です

Travisが言うとおり、安全第一だよ。もし成功したらぜひ写真を見せてね!
EMSLより]
更新情報:John Cabrerのコメントより。

これと同じことが、普通のホームセンターで売ってるプロパンやブタンガスのトーチを使ってできる。シリコン以外のすべてが灰になる。この方法にはもうひとつ、いいことがある。配線もいっしょに燃えてしまうということだ。

– Collin Cunningham
訳者から:溶かすにせよ、燃やすにせよ、安全第一。
原文