Electronics

2009.11.06

ゼロックスが開発したプリント基板用の導電インク

Text by kanai

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ゼロックスは、空気に触れる環境下でも安定性を保つ、フレキシブルなICの印刷を可能にする新しい導電インクを開発した。

ゼロックスは、データ処理回路の配線に使われる銀をインクに混ぜることで、これを実現した。高温の溶けた銀を載せると溶けてしまうために使いづらかったプラスティックの表面でも、問題なく使える。ゼロックスは、うんと温度の低いインクの混合物を使うことにしたのだとゼロックスの担当者は話している。
[中略 ]
このインクは、現在のインクジェットプリント方式で使用できる。ゼロックスは普通のデスクトップ型のプリンターで使っていたが、印刷媒体はシート状ではなく、ロールにして連続印刷させるようにしたいと考えている。また、シリコンチップ工場のようなスーパークリーンルームも必要ない。この方式では、基板の上に、半導体、導体、誘電体の3層をプリントする必要がある。銀のインクを使用するのは、そのうちの電気を通す層に使われる。

[ありがとう Andy!]
– Collin Cunningham
原文