Electronics

2010.10.22

CadSoft EAGLEがXML形式に対応

Text by kanai

Pt 10435
「オープンソースハードウェア」と呼ばれる世界的なムーブメントがある。ここ5年間ほどで急速に人々の支持を得ており、それが何なのか、今後どのように進めてゆけばよいかという定義がまとまりつつある。これまで何百もの有能な技術者たちが必至になってプロジェクトを発表し、他の人々を助けてきた。そして今日、私たちにCadSoft EAGLEの開発チームから素晴らしいニュースが届いた。彼らが長年研究してきた、電子機器開発の分野で使えるテキストベースのファイル形式に関するものだ。彼らの許可を得て、ここに情報をアップしたいと思う。XML形式のファイルが使えたらと願っていた人には最高の朗報だ。CadSoft EAGLE がそれを実現してくれる!
私たちが聞いた話の概要

  • CadSoft EAGLE(回路図やレイアウトを製作する人気ソフト)は、テキストベースのファイル形式に対応させるという長期計画があると話してくれた。
  • CadSoft EAGLE開発チームは回路図、レイアウト、パーツライブラリーのための新しい形式を開発中で、それはXMLになる。つまり、すべてのオブジェクトと線はテキストで記述できるようになる。
  • バイナリーファイルが崩れる心配はない。編集も、回路図とレイアウトの生成も可能で、もちろん、バージョン管理(githubなど)もdiffでテキストを比較することで前よりうんと楽にできるようになる。
  • これは完全なドキュメント化形式となり、もちろん、古いCadSoft EAGLEのバイナリ-形式のファイルを変換することもできる。

これはすばらしい方針だ。みんなも、どのツールを使おうかと考えているなら、今からEAGLEを使って応援しよう。しかも、これだけじゃない。element-14のスタッフにも話を聞いたんだけど、彼らはユーザーからのフィードバックを待っている。開発にMakerの意見を役立てたいということだ。みんな、これはチャンスだよ。- element-14.com を見てみてね
開発に進展があったら情報をアップします。回路図やレイアウトやパーツライブラリーを誰もが読み取れるファイル形式を求めていた人には大きな前進だ。もっとも人気のあるツールメーカーがそれに応えようとしているんだからね。Windell(EMSL)、Ladyada (Adafruit)、element-14のDrewに感謝。
– Phillip Torrone
原文