Electronics

2011.02.04

Super Awesome Sylviaのジャンクボットのマウシーちゃん

Text by kanai

Super Awesome Sylviaが、かわいい「ジャンクボットのマウシーちゃん」プロジェクトに挑戦。これはMake英語版 Vol.02(日本語版ではVol.01英語版)でGareth Branwynが書いた記事を参考にしている。
ペットを飼いたいけど、パパもママも反対ってウチだって、ジャンクボットのマウシーちゃんがいるわよ! 今回は、光を探して歩くこのネズミロボットの作り方を紹介します。古くなったマウスと、いらない材料で作るのよ。さあ始めましょ。
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材料と道具よ。

  • SolarboticsでMousey the Junkbot kitを販売しています。もちろん、自分で材料を集めて作ることもできます。
  • 詳しい作り方は、記事の無料 PDFを読むか、Make英語版 Vol.02をMaker Shedで買うか、m_jakeの Instructableを見るかしてね。
  • ボール式のいらなくなったマウス
  • 9ボルト電池
  • リード線を少々(22ゲージの単芯またはより芯)
  • 粘着テープか輪ゴム(タイヤ用)
  • いらなくなったクレジットカードかプラスティックの板(ひげ用)
  • エポキシまたは瞬間接着剤
  • あとは工具を適当に(読んでもらえば何が必要かわかるわ)

まずはマウスの分解。最初に、ケースの中がどうなっているか、よーく見ておくこと。中に電池とリレーとモーターと配線とセンサーが入るかを確かめておくこと。大丈夫そうだとわかったら、中の基板を外して、プラスティックの出っ張りを切り落として、広い空間を作る。防護メガネを忘れずにね。安全第一よ!
MINI_E05_mousey_the_junkbot3.jpg
作り方の解説をよく見て、モーターを置いてみる。マウスのケースに穴を開けて、モーターを接着材で固定する。マウシーのタイヤは、モーターの軸に接着材を付けて輪ゴムを巻き付ければ出来上がり。もっとかっこよくしたければ、古いテープレコーダーなどからプーリーを取り出して、滑り止めにゴムを巻き付けてからモーターの軸にはめる。きっと穴の大きさが合わないから、接着材を使うといいわよ。ここまでできたら、次は尻尾のスイッチとヒゲのスイッチよ。
マウスの基板から、ハンダごてで赤外線LEDを取り外して、この2つにリード線を巻き付けてハンダ付け(ピンと立ってて欲しいから、より線より単芯のほうがいいのよ)。この2つは逆バイアスモードで接続して、光を計測できるようにする。マウシーの目になるのよ。
ではマウシーの脳を作りましょう。ブレッドボードに回路を組んで、パーツがきちんと動くことを確認しましょう。配線をよく確かめてから電池をつないでね。トランジスターやオペアンプは配線を間違えると壊れちゃうから。
回路がうまく動いたら、あとは “自由形” で配線。説明をよく見ながらマウスの内側に合わせて組み込んでいくのよ。配線ができたら、もう一度チェック。ちゃんとできたら、まだつないでいない配線同士がショートしないように、きっちり離して、慎重にケースを閉じる。
ケースを閉じたら、あとはデコレーション。私は、他のいらなくなったマウスから外したボタンで耳を作って、キョロキョロおめめを付けて、黒いマーカーで模様を描いたの。
デコレーションが完成したら、いよいよテストよ。ちゃんとできていれば、この子は部屋の中でいちばん明るい場所を探して歩くはず。部屋の中を自由に歩かせたり、懐中電灯で誘導したり、暗い部屋に小さな灯りをひとつ点けただけで放置したら、どう動くかを見たり。面白いわよ!
マウシーのいちばんいいところは、いらないパーツから作れる自由形のロボットだってこと。ちょっと手を加えれば、どんどんよくなるわよ。ちょっと調整するだけでも、動く方が変わったりするし。”目” をもっと延ばしたり、配線を逆にして暗闇を探させたり、タイヤを大きくして、ギアをかませて走りを良くしたりね。
MINI_E05_mousey_the_junkbot5.jpg今回はこれまで。とにかくいろいろ試してみて。失敗しても、そこからまた面白いものが始まるわ。
– Becky Stern
原文