Electronics

2023.01.27

手のひらサイズのペンプロッタを作り続ける理由

この記事はいしかわきょーすけさんに寄稿していただきました。

ペンプロッタが好きです。小さなペンプロッタが音を立ててけなげに動く姿を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいそうになります。これまでペンプロッタを80台以上作成しMaker Faireを中心としたメイカー系イベントに出展してきましたが、「なぜペンプロッタばかり作っているのか」「何を目指しているのか」といった問いかけをいただくことが何度もありました。本記事では、なぜ自分がペンプロッタを作り続けるのかについて、これまでのペンプロッタ製作の軌跡を振り返りながら記します。

Electronics

2022.11.09

海洋ゴミという“大きな問題”に自分のできることで向き合う。「ビーチクリーニング・ロボット」を作る理由

Maker Faire Tokyo 2022でペットボトルをピックアップするデモをしていた「ビーチクリーニング・ロボット」

ゴミをひとつひとつ拾っていくロボットがいる世界

Maker Faire Tokyo 2022の会場で「ビーチクリーニング・ロボット」を見たとき、ちょっとした疑問が浮かび上がった。海岸に漂着するゴミはずっと以前から問題になっていたことだ。その問題が、解決できていなかったのかということと、それと相反することだが、今、その問題に向き合おうとしているモチベーションはどこから来ているのか、ということだ。

Fabrication

2022.09.08

全長2.5メートルの巨大変形ロボ「勇者ファイバリオン」をリモートで共同制作。With / Afterコロナの新しいメイカー活動 ― Maker Faire Tokyo 2022 会場レポート #2

2022年9月3日・4日に開催されたMaker Faire Tokyo 2022。会場入口すぐのモビリティゾーンでひときわ目立っていたのが、ロボットサークル「勇者技術研究所」が開発する等身大ロボット「勇者ファイバリオン」だ。ロボットゾーンではなく、モビリティゾーンにブースがあるのは、ビークルに変形できるから。勇者ファイバリオンには搭乗または遠隔で操縦でき、ビークルモードに変形すると1人乗りの4輪オフロードカーとして公道を走れるようになるという。2023年中の完成を目指しており、現在は上半身のみで、顔と左手の動作が可能だ。

Electronics

2022.05.23

Maker Faire Tokyoでおなじみの「クレープロボットQ」がメイカー同士のコラボレーションで小型・軽量化。サザコーヒー新橋SL店で稼働中!

株式会社モリロボの開発する「クレープロボットQ」の小型モデルが2022年3月24日に新橋駅にオープンした「サザコーヒーエキュート新橋 SL店」に導入。新橋店限定メニューとしてSLをイメージした黒い竹炭クレープを販売している。「クレープロボットQ」は改札口に面したカウンターに設置されており、通勤客の目に留まりやすく、コーヒーを買うついでに注文されることも多いようだ。

小池 誠さんと株式会社モリロボの森啓史さん

サザコーヒーが「クレープロボットQ」を導入するのは初めてではなく、2年前の2020年末からミルクレープの製造部門で2台が稼働している。

Electronics

2022.03.24

ブラインドボットは犬がいらない盲導犬

想像してほしい。盲導犬のリードを握っていて、右方向に引っ張られる感覚がしたら、または停止を感じたら、でも犬がいなかったら? それが、Blinedbot(ブラインドボット)がもたらすものの本質だ。

Makerspace ETH Zurich(チューリッヒ工科大学メイカースペース)で生まれたBlindbotは、光学認識技術を用いて視覚障害のある人たちをガイドしようというプロジェクトだ。動画を見てもわかるとおり、驚くほどの経路検出能力を備えている。

Kids

2021.03.09

堅牢なルンバをベースにPythonを含む3つの開発環境が用意されたプログラミングロボット「Root」

プログラミングロボット「Root」(29,800円、税込)は、ロボット掃除機ルンバでおなじみ、アイロボット社のSTEM教育向けロボットだ。ルンバを小さくしたような6角形の円盤型ロボットで、上面に光センサー、タッチセンサー、LEDセンサー、側面にバンパーセンサー、底面に段差センサー、カラーセンサーを搭載。つまり、障害物や段差を避けて走行したり、汚れを検知したり、といったルンバと同じような動きをする機能をほぼ備えている。

Electronics

2020.04.28

「toio™ コア キューブ」が単体発売、フィールドを拡張する「開発者向けマット(仮称)」もサンプル提供

編集部から:本記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材、執筆していただきました。

2019年3月、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ロボットを使った新しいあそびのプラットフォーム「toio」を発売、同時にプログラミング環境や詳細な技術情報を公開した。続けて6月にはJavaScript用ライブラリを公開し、半年足らずでメイカーをはじめとする様々な人々が活用し、次々と作品やツールが生まれた(昨年8月末に取材した記事)。

Kids

2020.01.07

思わずハックしたくなる、micro:bit制御のタミヤ「マイコンロボット工作キット」

タミヤのプログラミング工作シリーズの第1弾として「マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)」(税込価格1万780円)。が発売された。これは、2017年に発売された「カムプログラムロボット工作セット」のモデルに、マイコンボード「BBC micro:bit」、超音波センサー、駆動回路基板をセットにしたものだ。

タミヤ プログラミング工作シリーズNo.1「マイコンロボット工作セット(クローラータイプ)」

パッケージの中身

カムプログラムロボットは、プログラムバーにカムを配置して、ハード的にクローラーを浮かして動きをコントロールする仕組みを持ち、コンピューターを使わずにプログラミングを体験できる工作キットとして人気が高い。

Electronics

2019.11.18

アフレルスプリングカップ2020、3月に東京と大阪で開催。申込締切は2月14日まで

「アフレルスプリングカップ2020(略称:ASC2020)」が2020年3月27日(金)に大阪、3月30日(月)に東京で開催されます。

アフレルスプリングカップは、教育版レゴ® マインドストーム® EV3、TETRIX®を利用した小中高大学生向けの自律型ロボットコンテスト。自律型ロボットによる国際的なロボットコンテスト、「WRO(World Robot Olympiad)」への出場を考えている競技者を応援するための大会で、2014年から開催されています。

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