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2013.01.17

中学生が学ぶ「プログラムによる計測・制御」

Text by Takumi Funada

かつて中学校の技術・家庭科といえば、男女に分かれて、男子は木工やはんだ付けなどの生産技術、女子は裁縫や料理などの家庭生活を支える技術を学ぶものだった。現在の技術・家庭は男女とも同じ内容を行う。おもに技術分野と家庭分野に別れており、さらに技術分野では、「A 材料と加工に関する技術」、「B エネルギー変換に関する技術」、「C 生物育成に関する技術」、「D 情報に関する技術」を習得することが求められている。
2008年3月28日に改訂された新学習指導要領では、「D 情報に関する技術」のなかで「プログラムによる計測・制御」が必修となり、4年間の先行実施を経て、2012年4月から完全実施されている。

板橋区立第2中学校では、「情報に関する技術」の一環としてScratchを使った授業が行われている。PCにマイコンボードを接続してモーターを制御し、光センサーからの情報を処理する実習だ。直接、モノを相手にする技術だけでなく、プログラミングを通じて現実世界と接する技術を学ぶ。中学生が学ぶ「技術」もゆっくり変化している。阿部和広さんによる詳しいレポートを下記のページで読むことができる。
中学校にマイコンとセンサーがやってきた