2016.10.20
Arduboyプログラミングに役立つツールとノウハウ
Kickstarter発の携帯型ゲーム機”Arduboy”が、スイッチサイエンスでも販売されて、日本のユーザーが増えてきた。今日はboochowpさんがブログで公開しているArduboyの活用法を紹介しよう。Arduinoを使うプロジェクトでも役立つかもしれない。
一つ目は「Arduboy用画像作成ツール」。普通の画像ファイルから、Arduboyの128×64ドット白黒OLEDでキレイに表示できる低解像度の画像データを作成するコンバータだ(上の写真ではネコの鼻の部分を変換している)。
openFrameworksでArduboy用画像作成ツール
使い方を解説したビデオはこちら。
変換した画像データは、C言語の配列として出力されるので、そのままArduino IDE上でスケッチに挿入して使うことができる。このツールはGitHubでソースが公開されている。
続いては、Arduboy用のシェル言語。
Natural Tiny Shell(NT-Shell)をArduinoに移植してみた
NT-ShellはROM 10KB/RAM 1KB程度の小さなマイコンでも動作するシェル。VT100互換で、対話的に操作することができる。boochowpさんの移植では、シリアル経由でArduboyへ命令を送ることで液晶画面に画像や文字を表示できるようになっている。ビットマップを送る場合は、前述のツールを使ってデータを用意する。
もうひとつエントリーを紹介。ArduboyのPWMサウンド出力を使う例。tone命令だけでは不可能な音楽の再生を試している。
boochowpさんのブログのおかげで、Arduboyプログラミングの間口はだいぶ広くなったのではないだろうか。感謝を捧げつつ自分のプロジェクトをスタートさせよう。