2007.05.08
News from the future: 空飛ぶ風力発電所 – 空のエネルギーを活用
エコノミスト誌は、風力発電用風車の用地問題を解決するひとつの可能を紹介している。空に飛ばしちゃうんだって!
あなたが住んでいる地域がもし風が強いところだったら、10キロメートルの上空に家がなくてよかったと感謝すべきだ。なぜなら、そこでは常に地上の何倍もの強さのジェット気流が吹き荒れていて、そのエネルギーは100倍にもなるからだ。
石油会社が新たな資源を求めてより深く穴を掘るように、風力工学のパイオニアたちは、新しいエネルギー源を求めて空を見上げている。通常の風車が届くような高さではない。現在、もっとも高い風車でもたかだか200メートル程度しかない。そこで、まったく新しい技術を導入してそのエネルギーを活用する必要がある。つまり、空飛ぶ発電機だ。
なかでももっとも野心的なアイデアは、Dave Shepard率いるサンディエゴのSky WindPower社のものだ。Shepard氏の技術者としての経歴は、第二次世界大戦中、旧日本軍の暗号を解読する仕事から始まった。その後、書き文字を読み上げる機械を開発し、その技術は今日でも銀行のカードなど幅広い分野に応用されている。
Flying wind farms [via] – Link
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[原文]