2007.10.02
平面デザインが実物になるサービス、Ponokoを試運転
リビングルームに高出力レーザーを置くってのは、かなり突飛な発想だけど、ボクはPonokoのオンラインサイトを試してみたくなった。Corel DrawやIllustratorなどグラフィックソフトで平面デザインを作ってEPSでアップすると、Ponokoでそのデザインファイルまたは完成品を販売できる(Cafe Pressみたいに、誰かに作ってもらって、それを買うこともできる)。これはボクの”ショールーム”。ボクがデザインしたiPhone用スタンドが出てるよ。- Link
その気になれば、30ドルをプラスして作らせることもできたけど、今回はその必要はないと判断した。ひとつ送ってくれるように頼んでおけば、その記事も書けたかもね。たぶん、ボクが先週の (How to make an iPhone stand )で作ったものと同じになっただろうけど。
Ponokoは、平面図を送ると実物を作ってくれるというFab-lab式の市場に新規参入してきたサイトで、世界中のレーザー所有者をネットワークしようとしているんだけど、たぶん、”Maker”だけじゃなくて、物を売りたい人やデザイナーもたくさん集まるはずだ。Ponokoではコメントの書き込みが自由にできるので、意見をどんどん伝えることができる。ボクたちMakerは、聞きたいこともたくさんあるしね。いいシステムになると思うよ。Cafe pressとFlickrが組み合わさって、それがETSYと組み合わさったみたいにね。
スタッフもいかしてるし、何もかも新しいし、この先が楽しみだ。Web2.0的なレビューをしなくてよかったので(ホント、助かった)、楽しく試すことができた。もっと発展したら、または、Makerが実際にデザインから販売までの体験談を聞かせてくれたりしたら、もっと記事を書くつもりでいる。Ponokoの次なるステップは、想像するに、AdobeやCorel、それに EpilogやUniversalと話をして、何らかの形で彼らをスポンサーにすることだな。もし、Ponokoがソフトウェアやレーザーの会社と手を組むことができれば、Maker社会で簡単にブランドを確立できる。実現の可能性はなんとも言えないけどね。おそらく、すでにその方向で動いていると思う。ああ、McMaster Carrが材料を提供して、Instructablesがほかのサイトからのデザインを送れるAPIを提供するっていうのはどうかな。
訳者から: Fab-labっていうのは、デザインを提供すると、それを見た誰かが作ってくれて、それが売れるとデザイナーと作った人の儲けになるっていうインターネットの新しい業態のこと(少なくともここではそういう意味)。なかでも、平面デザインをレーザーで立体モデルにしてくれるのがPonokoだ。自分のデザインが実物になってお金にもなるっていうんだから、趣味のMakerにとっては魅力的なシステムだよね。McMaster Carrはアメリカの巨大な通販ホームセンター。
[原文]