Fabrication

2012.01.18

Best of MAKE: クラウドファンドの年

Makeでは一般的な用語を使うべきなのだろうが、今のところ、我々にとって「クラウドファンド」は、基本的に「Kickstarter」と同義語だ。Make Onlineのアーカイブだけでも、Kickstarterで検索すると100本の記事が出てくる。初めて記事にしたのが2009年10月だった(MakerBeamのプロジェクト)。これに対抗できるメジャーなクラウドファンドのサイトとしてMakeで大きく扱われたのは、IndieGoGoだけで、記事の数は8本。

Crafts

2011.09.28

Thingiverseのキューブギヤ現象

今朝、Thingiverseのユーザーで私の同僚dougc314がブログに掲載した電動キューブギヤのビデオに目を奪われた。これは、別のThingiverseユーザー、emmettの、たくさんコピーされたネジなしキューブギヤを元に作ったものだ。角のギヤをひとつ外して、代わりに、キューブギヤがずっと回り続けるようにモータを埋め込んだ台に取り付けられている。
ネジなしキューブギヤは、emmettの2つめのプロトタイプ(最初のものはネジを使っていた)で、Greg Frostが2010年に作ったブロークンハートからヒントを得たdougc314は、この電動式を考えた。

Electronics

2011.09.15

プロジェクト・グーテンベルクのマイケル・ハート:デジタル図書館の開祖にして生涯Maker

プロジェクト・グーテンベルクの創始者マイケル・S・ハートが、今週、イリノイ州アーバナで亡くなった。64歳だった。彼は単独で世界初の電子書籍を作り、やがて、ASCIIテキスト形式のデジタルデータで本を提供する世界的な運動へと発展させていった。彼の目標は、電子書籍を、誰もが、どんなデバイスを使ってでも読めるようにすることだった。本当の公共図書館を作るという彼の努力は、永遠に語り継がれる伝説となった。そしてハートは、フリー運動、オープンソース運動の創始者のひとりに数えられている。

Crafts

2011.08.29

How-To:退屈な農作業をダイナマイトでぶっとばす

たしか第一次世界大戦の時代の「Boy Mechanic」誌だったと思うけど、「さあ、金物屋さんに行ってダイナマイトを買ってこよう」なんて一文で始まるDIYプロジェクトの記事があった。こんな書き出しで紹介するプロジェクトは、いくつでも思い浮かぶ。それより、今、こんな書き出しの記事をがんがん書いてみたいもんだ。
悲しいかな、今はもう強力な爆薬を気軽に店で買える時代ではなくなってしまったけど、DuPont社が1910年に配布してた販促パンフレット「Farming With Dynamite」の美しいスキャンコピーで、そんな時代の魔法を追体験できる。

Electronics

2011.03.25

Prototyping Lab:自分の生活環境の放射線量を計測したい

『Prototyping Lab』の著者、小林さんがこの本の追加レシピとして、「レシピ39:自分の生活環境の放射線量を計測したい」を公開しています。SparkFunで販売されているガイガーカウンター(SEN-09848、3/25時点で品切、バックオーダー受付中)とPachubeを使って自分の環境の放射線量を計測し、他の地域と比べることを可能にする方法です。ガイガーカウンターとPCを使った場合、ガイガーカウンターとArduinoを使った場合の二通りの方法について解説されています。

Fabrication

2011.02.14

ブラウザーで使える3Dモデリングツール

3DTinは、ウェブベースの 3D モデリングツール。上に並んだモデルを見てわかるとおり、3DTinはボクセル式。つまり、立方体を組み合わせてオブジェクトを作るというものだ。
立方体を組み合わせて3Dモデルを作るというのは、制約が多すぎるようにも思えるが、ソフトウェアはとても使いやすく、パズルやパズルのピースを作るときは、この方式のモデリングがやりやすい。いちばん上の写真は、Matt Metsが3DTinで作ってMakerBotでプリントしたビー玉パズルだ。

Electronics

2011.01.12

Dorkbotのプリント基盤共同購入作戦

Dorkbot PortlandのLaenは、プリント基板の共同購入 PCB Orderプロジェクトを1年前に開始した。友だちから試作ボードの注文を集めて、大口にして製作業者に発注するというものだ。細かいボードをひとつの大きなボードにまとめて発注したほうが、細かいボードをバラで発注するよりも安くなるそうだ。そこで、みんなの注文を集めてまとめて発注することで、ひとりあたまのコストも下がるというわけ。今のところ順調にいっているようだ。

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