Electronics

2008.01.24

水の比喩で電気を理解しよう

Text by kanai

Carbon Atom
水のアナロジーを使って電気の初歩を教えるというもの。どう思う?-

ほとんどの人にとって電気は難解なものです。目には見えないし、触ることもできない。味も匂いもないし、いったい何者なんだ? 電気は金属の中をすいすいと通り、非金属の中ではあまり動けません。その生態は、実に独特です。
しかし、完全にユニークだとも言えません。パイプの中を通る水は、電子回路の中を通る電気とよく似た行動をします。ハッキリとした違いは、水が満ちているパイプに穴を開けると、水が噴き出すという点だけです。
絶縁体に穴を開けて、中の導電体に触ってみれば、電気が外に出てくるのがわかるでしょう。水と電気の違いは、水はどこにでも流れていくのに対して、電気は導電体の中にしか流れていかないとうところです。たしかに、水の比喩は完璧ではありませんが、電気の理解を深めるために、その類似性だけでなく、違う点に注目することも役に立つはずです。

4QD-TEC: Understanding Electricity(英語)- Link
– Phillip Torrone
訳者から:イギリスの電子工作クラブ4QD-TECのサイトの記事。いろいろな電気用語を水に例えて解説していて、意外に「なるほど」と思えたりする。
原文