2008.02.22
"ゆでない"卵を発明した料理科学者
クッキング・サイエンティストHerve Thisの楽しい話だ。-
彼はフライドポテトの内部の圧力を測ることができる。また、卵ひとつから24リットルのマヨネーズを作る方法を考案した……
彼は料理の科学の専門家だ。彼にとって、すべての食材は「化学の混合物」だという。「ローストの表面に香りの成分が形成されるのは、化学反応。マッシュルームを切って置いておくと黒くなるのも、化学反応の産物だ」
長年にわたる化学反応への情熱から、彼はいくつかの大発見をしている。卵がゆで上がらない方法を考案し、黄身ひとつ分で24リットルのマヨネーズが作れることを証明し、バターの代わりにチョコレートを使うベアネーズソースを発明し、”チョコレートシャンテリー”(クレームシャンテリーと同じ方法で作るふわふわチョコレート)を発明した。卵を55度のお湯で1時間ゆでると、なぜか黄身が「最高に滑らかで柔らかくなる」という。
The man who unboiled an egg(英語) – Link
関連:
- Food hacking with the Food Jammers(英語)- Link.
- Food hacking with Marc Powell(英語)- Link.
- Herve This – Link
- Herve This, Food chemist(英語)- Link
– Phillip Torrone
訳者から:お料理のでんじろう先生みたいな人だな。いや、ドクター中松か。55度で1時間って、温泉卵のうんと高度なやつってだね。やってみよ。
[原文]