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2008.03.04

HOW TO – アマチュア宇宙プロジェクト用低温試験室を作ろう

Text by kanai

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The Citizen Scientist誌に、”Poor man’s Space program”(貧乏人のための宇宙計画)に関する詳しいガイドが掲載された。この記事には、低温試験室の作り方が詳しく紹介されている。これは、近宇宙の環境や、非常に低温の環境をシミュレートするものだ。-

近宇宙まで打ち上げて実験を行う前に、いくつかの試験をやっておく必要がある。その1つが低温試験だ。今回のミッションで実際に実験が行われる環境を、ドライアイスを使ってシミュレートする。こうしたテストが必要な理由は2つある。1つは、非常に低い温度のなかで実験が確実に行われるかを確認すること。ミッションの間に実験装置が凍ってしまっては、データが回収できない。もうひとつは調整だ。使用する装置やセンサーの中には温度に敏感なものもあり、地上の机の上と近宇宙とでは性能に違いが出る恐れがあるからだ。

TTC for Near Space Instruments on SAS.org(英語)- Link
関連:
halo2 high altitude balloon
Halo2 超高々度風船 – Link
Maker Store: より
Apollo EECOM
Story of a NASA Flight Controller – Apollo EECOM: Journey of a Lifetime – Link
訳者から:アメリカには近宇宙に超高々度風船を飛ばして写真を撮ったり実験を行うアマチュアのサークルが100ぐらいあるそうで、これはその近宇宙ミッション用の試験装置というわけ。
原文