2009.01.28
DIY精神への回帰でサービス産業が縮小
“Return to DIY ethic erodes service businesses” @ NYTimes.com(英語)…
数ヶ月前、家庭の収入が減ったので、ニュージャージー州グレンロックの不動産代理業、Laura French Spadaは、自分の髪を家で染めるようになり、家族の車も自分で洗うようになった。彼女の夫は、電気修理の技術を勉強し始めた。
ミシガン州アンアーバーのパーソナル・トレーナー、Susan Todoroffは、エスプレッソを自宅で入れるようになり、ヘアーカットと家の掃除は自分でやるようになった。クイーンズ区アストリアの医療市場調査員、Tamar A. Zaidenweberは、犬を週1回のデイケアに預ける代わりに、自分で散歩させるようになった。
この不況のただ中にあっても、彼らのような消費者は、新発見の倹約術で対処する余地がある。しかし、彼らが自力で何かをやり始める度に、つまり、庭木を自分で剪定したり、カップケーキを自分で焼いたりするごとに、ずっと昔からそうしたサービスを職業として提供してきた小規模事業や、それに携わる人々は傷ついていく。
ボクは、自分でやることを増やせば、お金はもっと多く流れるようになると思う。減るんじゃなくてね。その証拠が次の記事だ。
アメリカ人が、外食、ペットのケア、美容院でのヘアーカットやネイリング、家の掃除、庭の手入れを削減するようになっても、一部のDIY関連商品を製造する企業の売り上げは伸びている。
シカゴの市場調査企業、Information Resources Inc.によると、自宅でのマネキュア、家庭料理、自宅医療に使用される製品は、昨年より売り上げが伸びている。たとえば、市販の風邪薬の売り上げは、2008年に17.2%伸びているが、その一方で、個人事業の売り上げを調査する企業、Sageworksによれば、個人病院の収入は0.06%減少している。
訳者から:難しい問題だね。全体の経済が多少よくなっても、昔からあったお店がひとつ潰れるのは、やっぱり大きな損失だよね。プロの仕事は継続させないと。
– Phillip Torrone
[原文]