2009.04.20
バンジョー・シンセサイザー
The Electric PeasantのBanjo Processor が、ピッチ・トゥ・ボルテージ・コンバーターを使って伝統的な楽器を音響の世界に引きずり込んだ。おまけ機能もある。
PeasantがSynthCaseを完成させたとき、キーボードは付属していなかった。彼自身、キーボードのレッスンを一度も受けたことがなかったからだ。しかし、Peasantはバンジョーが弾けた。そこで、バンジョーでアナログシンセをコントロールしたら面白かろうと思いついたのだ。何年も前に、DIY仲間のHarry Bissellは、ギター用に作られたピッチ・トゥ・ボルテージ・コンバーターのボードを買って持っていた。この回路は、ギターの下の3弦だけをCV出力に変換するというものだった。そこで、バンジョーの5本の弦すべてに対応できるように、これを改造することにした。このボードは、CV、エンベロープ、トリガーを出力できるようになっている。また、ベースシンセサイザーも内蔵されている。特殊な六角形のピックアップは、それぞれの弦から個別に音を拾うようになっている。
デザインの段階になって、機能強化のオバケが醜い頭をもたげた。その結果、最終的な製品には、六角形ピックアップと通常のバンジョー用ピックアップの両方を使い、プリアンプやミキサーの機能も追加された。ベースシンセには特別な機能がいくつか追加された。また擬似ノコギリ波の出力も、Bissell氏の別の小さな回路に敬意を表して追加されることになった。
ギタリストにすれば、ピッチコンバーターだけでも十分に楽しいものだ。前述のSynthCase は、ご想像のとおり、かなり面白い内容だ。Banjo Processorの大きな写真は、EPのサイトで見ることができる。[Deviant Synthより]
訳者から:音が聞きたいよね。ちょいと探ったけど、どこにもなかった。
– Collin Cunningham
[原文]