Electronics

2009.06.11

最後に作ったメガネはいくらだった?

Text by kanai

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オックスフォード大学物理学部教授、Josh Silverは、水を入れたプラスティックの袋をレンズに使って、装着者が調整できるメガネを開発した。これなら、発展途上国や貧困に苦しむ地域の人々にタダで配れる。Silver教授は、まさにソレを実践しているのだ。現在までに、3万セットを提供している。メガネ屋を訪れることなく、レンズを削って調整する必要もない。標準のレンズを自分で見やすいように合わせるだけだ。注射器で中の水の量を調整して蓋をする。物作りとは、オナラをするとTwitterで知らせる椅子を作って未来の仲間を失うことばかりじゃないんだね。
Inventor’s 2020 vision: to help 1bn of the world’s poorest see better(英語)
* これは現在の高度な検眼技術を否定するものではありません。可能なかぎり、眼科医で検眼されることをお勧めします。Silver教授のレンズは視力の矯正にのみ有効です。成人の3人に1人に見られると言われている乱視は矯正しません。乱視の矯正には、正しく検眼してメガネを作る必要があります。
– Sean Michael Ragan
原文