2009.07.14
最初のEthernetケーブル
Boing Boing Gadgetsに掲載されたLisa Katayamaの記事より。
パロアルト研究センターのコピー機やプリンターが置かれている何の変哲もない部屋の、ごくありふれた扉を開けると、そこには世界初のEthernetケーブルがあります。1973年、Bob Metcalfeは、ゼロックス社の同僚に向けて内部メモを送っています。それは、ワークステーションやファイルやプリンターを相互接続するローカルなシステムの提案でした。すべてのデバイスが1本の同軸ケーブルで繋げられ、ローカルエリアネットワークとして機能するというアイデアです。彼はこのシステムを、Either Network(Ether=エーテル)、つまりEthernetと名付けました。1976年には、Metcalfeのローカルネットワークには100台のデバイスが接続され、ゼロックスの別の研究所でも同時開発されていた世界初のレーザープリンターのテストにも使われました。Metcalfeと彼の助手David Boggsは、その年末に研究結果をAssociation for Computing Machineryで発表しています。その後は、みなさんの知るところとなります。
世界初のEthernetケーブルの写真とオリジナルの図(英語)
– Gareth Branwyn
訳者から:へえ、こんなケーブルでねぇと、かつて株式会社アスキーのコピールームに転がっていた同軸ケーブルのターミネーター (蓋) を外して見ていたら、技術の人に怒られました。ボク、とんでもないことをしていたらしいです。
[原文]