2010.02.02
折りたたみ式自転車用ヘルメット – 自己責任でどうぞ
これはJulien BergignatとPatrice Mouilleの2人の美大生のプロジェクト。一見クールだけど、Fast CompanyのCliff Kuangは重大な欠陥を指摘している。
[The Tatoo]は、自転車用ヘルメットの機能を無視している。パッドを付ければよいというものではない。パッドはかぶり心地を良くするためのもので、頭を保護するためのものではないのだ。ヘルメットは、頑丈な一体構造により衝撃を横方向に逃がし、頭へ直接伝わるのを防ぐという仕組みになっている。おもに発泡体で作られており、軽量化をはかると同時に、衝撃で壊れやすいようになっている。壊れることにより運動エネルギーを分散させるというレーシングカーと同じ考え方だ。Tatooをかぶれば、その未来的なスタイルに心地よい感覚をおぼえるだろうが、脳震とうを起こしたあと、足の感覚がなくなっているかもしれない。
まあ、たしかに、そうかも。でもこれを、この美大生たちの作品リストを埋めるだけの存在に終わらせないために、なにかいいアイデアはない?
– John Baichtal
訳者から:これも英語版ではコメントが多かった。とにかくテストを繰り返して洗練させていくことが大事ってことかな。でもこれ、災害のときの防災頭巾みたいな使い方ができそうだね。もうちょっと考えれば。とにかく、誰かにキツイこと言われても諦めずに粘ることが大切だね。
[原文]