2010.02.25
女の子にも工学の道を
アメリカでは、技術者週間の一環として、 2月18日をIntroduce a Girl to Engineering Day(女の子に工学を教える日)と定めている。
それに伴って私たちは、セントトーマス工科大学教授のAnnMarie Thomas博士に意見を伺った。博士の寄稿文(英語)をまだ読んでない人は、ぜひ読んで欲しい。要するに大切なのは、工学系職業につくことも考えてみようと、女の子たち(もちろん男の子も!)に教えることだ。
IAGTEDには、アメリカ全国で開かれるイベントがリストアップされている。しかし、女の子たちに技術職への興味を持たせることは、個人ベースでもできる。AnnMarieは、こう書いていた。
私は、すべてのMakerのみなさんが、女の子に工学への興味を抱かせるよう奮起してほしいと思います。ハンダごてを握らせたり、工場見学をしたり、風力発電の風車を見に行ったり、ベルヌーイの方程式の美しさを語ったりしてほしいのです。できれば、弟やお父さん、お母さんも誘ってください。
みんなだったら、何をする? コメントを待ってます。
[写真提供: Argonne National Laboratory]
訳者から:AnnMarie Thomasは、工科大学では非常に少ない女性教授のひとりとして、アメリカの工科大学や技術系企業での女性技士の数の少なさを不自然に感じている。彼女自身の体験から、それは女の子自身が、将来の夢の中に技術職という選択肢を持っていないことにあると指摘している。小学生のころは女優か画家になりたいと思っていた彼女だが、工学に巡り会い、これも創造的な自己表現の方法だと気づいたのだそうだ。
– John Baichtal
[原文]