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2010.08.13

Jules Pieri(Daily Grommet)の「シチズンコマース」とは

Text by kanai

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先週、Maker Faire Detroit にて、Citizen Commerce(シチズンコマース、市民同士の取引)という言葉を生み出したDaily GrommetのJules Pieriに会うことができた。彼らのサイトにはこう書かれている。「私たちがみんなが購入する製品が、世界を形作る大きな力になると信じるならば、Citizen Commerceでは、物を買うこと自体が(善し悪しを別として)市民活動となります」Daily Grommetは、新しい製品を掘り出しては、慎重に吟味して、最高の物を選び、その製品や製作者の背景となる物語を紹介するという仕事を行っている。1日に紹介する製品は、本当に価値のある1品だけと決めている。
良いGrommet(Grommet=グロメット、はとめ)とは何か? Daily Grommetではこう定義している。
・母鳥のお腹の下で成長し発見されることを待っている素晴らしい製品。
・とても便利であったり、スタイリッシュであったり、革新的なもの。たいていは、その3つを兼ね備えているもの。
・自分の作品に真っ直ぐな情熱を注いでいるデザイナー、発明家、アーティスト、職人の作品であること。作者は、自分の作品を多くの人に使ってもらいたいと考えていて、自分の創作活動について語り合いたいと願っている人であること。
・顧客を大切にする企業の製品であること。
・そして、知的で、または美しい製品がみなそうであるように、多くの人に伝えたい物語りが背景にあること。
JulesはMaker Faire DetroitのMakeステージでDaily Grommetの講演を行った(AV機器にトラブルが起こったが我慢強く寛容に対応してくれた)。ありがとう、Jules! Time.comには、デトロイト生まれのJulesによる記事Innovation at the Detroit Maker Faireが掲載された。
訳者から:個人の発明家や作家が作る素晴らしい製品が日に数百数千と生まれているが、商業のシステムがボトルネックになって表に出てこない。そこを打ち破るのがCitizen CommerceだとJulesはビデオ(英語)で話している。
– Goli Mohammadi
原文