2010.10.19
オープンソースハードウェア原則声明と定義草案0.4
オープンソースハードウェアのための新しい原則声明と定義草案4.0がアップされた。みんなフィードバックと参加を切に望みます。オープンソースハードウェアサミットの後、数ある要望のなかに、私たち全員に向けられた、何をするのか、なぜするのか、という「概観」を聞かせてほしいというものがあった。多くの人たちの協力でそのアウトラインをまとめることができたのは、幸先がよいことだと感じている。では草案をどうぞ。
オープンソースハードウェア(OSHW)原則声明(草案)
オープンソースハードウェアは、その設計を公開することにより、誰もがそれを研究でき、改良でき、複製でき、その設計に基づく設計やハードウェアを製造して販売することができるようにしたハードウェアである。このハードウェアのソースと元になる設計は、改良ができるように、好ましい形式で入手できること。理想的には、オープンソースハードウェアは、入手可能な既存の部品や材料を使用していること、標準的な方法で作れること、公共のインフラが使えること、内容に規制がないこと、そのハードウェアを製作し使用する個人が最大限に利用できるためのオープンソースの開発ツールが用意されていることが望ましい。オープンソースハードウェアは、技術を自在に操る自由を人々にもたらすものであり、同時に、貪欲な知識の収集を促し、オープンな設計の共有により経済を活性化させるものである。
オープンソースハードウェアの定義草案のほうもバージョン1.0に近づきつつある。ここに0.4があるので見てください。
私たちはフォーラムとメーリングリストで活発な意見交換や編集を呼びかけています。興味のある方は、ぜひどうぞ!
更新情報:
Sparkfun に OSHW に関する素晴らしい記事が載ったよ(英語)。
– Phillip Torrone
編集から:オープンソースハードウェア(OSHW)定義草案バージョン 0.4に関しては、 LibrePDMさんが日本語訳を公開されています。(コメントありがとうございます。>LibrePDMさん)
[原文]