2011.07.05
バージョン1.0目前のWiringがなかなかイイ感じ
少し前に、WiringのことがTLで話題になっていました。WiringはArduinoの兄貴分とも言えるオープンソースプロジェクト。普及度では弟分のほうに勢いがありますけど、開発環境の着実な進歩という面では少し先を行っている感もあります。
そのWiringがバージョン1.0へのメジャーアップデートを目前にしています。TLで言及されていたのは、それが理由。現在、IDEのRC3版が公開されています。また、最新ボードWiringSの販売も始まっている模様。いくつもの新機軸がありますけど、1点だけあげるとしたら ATmega644Pの採用に着目したいですね。
WiringSは、Arduino Unoに使われているATmega328Pと、Arduino Megaで使われているATmega2560の中間に位置するマイコンATmega644Pを搭載することで、バランスの良いボードになっています。Arduino Unoに比べるとメモリもピン数も多くシリアルポートも2つあります。それでいてMegaより小さく低コスト。DIPタイプもあるので、ブレッドボード上での自作も可能です。
上の写真は、秋月電子で販売中のATmega644P (450円)を使って作った、WiringS互換回路。Wiring 1.0RC3 とそれに付属するWiringS用ブートローダとの組み合わせで動いてます。Unoじゃ弱いけど、Megaでは大きすぎだし高すぎ、と感じる状況があったわけですが、これからはこの選択肢も考慮にいれたいと思います。