2012.04.20
1952年製パンチテーププログラム式金属工作機
Scientific American誌の記事で紹介されているのは、世界初の数値コントロール式工作機械だ。Cincinnati Milling Machine Companyの3軸フライス盤、Hydro-Telは、シリコントランジスタが市販される2年前に、苦心に苦心を重ねてプログラム可能な電子制御を実現していた。
M.I.T.システムは、フィードバックコトンロールを使ってアナログとデジタルを組み合わせ、3つの座標平面上でツールを動かして素材を削り出すフライス盤です。このマシンでは、製作する「モデル」は、テレタイプで使用するような穴開き紙テープで供給されます。通常の作業では、10フィート(約3メートル)のテープでマシンが約1時間作動します。
M.I.T.システムは、大きく2つの部分から構成されています。ひとつは「マシン」と呼ばれる部分。フライス盤そのものです。3つのサーボ機構が可動部を動かし、各パーツの位置を相対位置を認識するための部品もあります。もうひとつは「ディレクタ」と呼ばれる部分です。データ処理のための装置がここに含まれます。テープの情報を読み取り、マシンに指令を出します。ディレクタはさらに3つの部分に分けられます。データ入力システムと、データ解析システムと、3つ一組となったサーボ機構の復号システムです。
原子時代の機械に関する情報は、Modern Mechanixに満載されています。[ありがとう、Lee!]
An Automatic Machine Tool
– Sean Ragan
[原文]