Electronics

2012.08.07

潜水艦シミュレータ

Text by kanai

レッドブルのCreation Contestに出場したTeam 1.21 Jigawattsは、潜水艦のシミュレータを作った。クールじゃない?

潜水艦の構造はSketchupで作図して、Shopbot CNCマシンで部材を切り出しました。そして、液晶ディスプレイや金属製の床材など、潜水艦の中にありそうなものを拾い集めました。潜水艦全体は、古い病院のベッドに使われていたアクチュエータで前後に揺れます。魚雷に当たったときは、振動モータで全体が振動します。
電子関係は、すべてを3つのArduinoでコントロールしています。Arduino Megaひとつではなく、普通のArduinoを3つ使うことに決めた理由は、それぞれに特定のタスクを割り当てて、互いにコミュニケートさせてイベントをトリガさせたかったからです。そのイベントのひとつには、ゲーム中にある一定数以上の人が#firetorpedoとツイートしたときに、魚雷接近を知らせる赤い警告ランプが点滅しブザーが鳴るというものがあります(液晶画面に接近する魚雷の映像が表示されます)。魚雷を回避するために何をしなければならないかは、声で指示されます(決められた順番でボタンを押したり、ハンドルを引いたり、バルブを回したりします)。もたもたやっていると魚雷が命中し、潜水艦が大きく揺れ、いくつものバルブが故障します。そうなるとバルブを手動で操作しなければなりません。Twitterとの通信はArduino Ethernetを使っています。サウンドエフェクトには、Adafruits のWave Shieldが使われています。

Adafruitより]
訳者から:昔々の『スパイ大作戦』で潜水艦シミュレータが出てきたね。あのときは、魚雷が当たると、力持ちのウィリーが丸太を肩に当てて、ゆっさゆっさと揺らしていた。あのころ、Arduinoがあればね。
– John Baichtal
原文