2014.09.02
Ogaki Mini Maker Faire 2014 Photo Report
去る2014年8月22日、23日の2日間、岐阜県大垣市のソフトピアジャパンセンタービルにて、Ogaki Mini Maker Faire(主催:Ogaki Mini Maker Faire 2014 実行委員会、共催:オライリー・ジャパン)が開催されました。2010年、2012年と、これまで2回のMake: Ogaki Meeting開催を経て、3回目となる今回のイベントには133組の出展者と5,500名の参加者が来場し、盛況のうちに終了しました。
まずは会場の様子をドローンに搭載したカメラからの映像でどうぞ。(撮影協力:ホットプロシード)
GoProを搭載したマルチコプター「PHANTOM2+H3-3D」
雨が降ったりやんだりと、生憎のお天気でしたが、当日はたくさんの来場者の方に足を運んでいただきました。
サスカッチさんの「Make: Sound & Visual from Tap」。タップダンスの板から振動をピエゾセンサーで拾い、その信号から音と映像を生成します。「はねてみて!」の言葉に子供たちが食いつくように遊んでいました。
東京工芸大学デジタルファブリケーション研究室さんの作品。レコードにレーザーカッターで傷をつけて、再生するとスクラッチが入っているように聞こえます。
IAMASイノベーション工房[f.labo]さんが実施した展開図武道会も、今回で3回目を迎えました。限られた条件を元にスツールを制作し、プロダクトとしての完成度を競うコンテストです。
一般投票第1位と小林茂賞をダブル受賞したのは、FabLab仙台さんの「Wheel Stool !!!」。接着剤を一切使わずにMDFだけで作られたたくさんのホイールによって構成されていて、脚部のホイールでスツールが動くだけではなく、座面も回転します。デザインセンスもさることながら、1,700以上のパーツを組み合わせたという気合いと根性が受賞の理由のように感じました。
ニコニコ動画でも人気だった、京都電創庵さんのコアラのマーチ振り機。コアラのマーチを振るためだけに作られた機械です。ものすごいスピードでコアラのマーチを振る様子を写真から感じていただければと思います。
子供が喰いつく展示と言えば、team PACIFIC 2014さんのパシフィッククエストも人気でした。剣を振りおろしてモンスターに攻撃するゲームを手作りしました。
O’baka Projectさんのブース。Raspberry Pi を16台つなげて、バレットタイム用カメラでの撮影に挑戦しています。先々は32台までRaspberry Piの台数を増やしたいとのこと。
暗いコーナーでは「お城ロボ」が大人気でした。岐阜城をモチーフにしたゆるキャラ「お城ロボ」のプロジェクションマッピングで、Kinectで前に立つ人の動きを感知して、ジャンプすると、お城ロボを破壊することができます。子供たちによって次々とお城ロボが破壊されていました。
上山孔司さんの作品。機械式時計に搭載される機構である「トゥールビヨン」を少し大きめに作ってみたというもの。
ワークショップやプレゼンテーション、ライブパフォーマンスも充実。来場者の方々も、Makerの皆さんと気軽に言葉を交わして制作意図を尋ねたり、実際にワークショップで手を動かして物を作成していたようです。