2010.03.29
オープンソースハードウェアのライセンスを考える会議
先週の水曜日、ニューヨークのEyebeamで開かれた感動の会議に、Make からも数人のスタッフが参加した。この会議には、Limor Fried、Bunnie Huang (Chumby)、Arduinoチームといったオープンソース界の大物も顔を揃えた。クリエイティブコモンズからの法律顧問が我々の数々の疑問に答えてくれて、オープンソースハードウェアの将来について語り合った。
ハードウェアのオープンソース化は重要であると私たちも考えます。その実践者として、私たちの多くはオープンソースハードウェアを作り、研究し、論議しています。今日に至るまで、まだ世界共通の「正しい解決法」は見つかっていません。クリエイティブ・コモンズのライセンスは、ソフトウェアにはすでに多く採用されています。ハードウェアにもこのライセンスを使おうという団体が増えていますが、ハードウェアゆえの困難さや制限はあまり説明されていません。つまり、ハードウェアのオープンソース化はソフトウェアの場合と異なるため、同じ法的ツールをそのまま使うわけにはいかないのです。
この会議の目的は、クリエイティブ・コモンズと、オープンソースハードウェア社会を代表する人々との対話を作り出すことにあった。オープンソースハードウェアのための、より相応しいライセンスの形を作ろうという認識のもと、クリエイティブ・コモンズの代表者は、オープンソースオープンソースハードウェアコミュニティの要求や考え方を聞きながら、彼らの考え方を話してくれた。
この会議の準備と主催を行ってくれたEyebeamのAyah Bdeirに感謝します。上の写真は、参加メンバーと、世界最初のArduino。Massimo Banzi自身が、他の試作品といっしょに箱に入れて持って来てくれた。PT’s Flickr photos にも写真があります。
– Becky Stern
訳者から:Eyebeamはニューヨーク市にある非営利のアート・テクノロジー・センター。
[原文]