AfriGadgetで紹介されたソーラー電池搭載の農耕用ロバ車には、21世紀的なオマケがついている。
HAPV(HAPPYという名で宣伝されている)は、改良型の馬車だ。ロバが引っ張る車の屋根のソーラーパネルを載せたFUV(Farm Utility Vehicle)は、実にユニークにして、まさにAfriGadgetと言うべきシステムだ。ロバが引く車はアフリカの各地で普通に見られるが、この旧式の乗り物にWater and Wheelが、アフリカの農村部に適した機能や利便性を加えた。
この車に取り付けられたソーラーパネルで発電された電気は運転席の下の12ボルトのバッテリーに充電される。これによってHAPPY号は独立した持続可能なエネルギー源を持つことになり、携帯電話、前後の緊急用ライト、夜には小さなネオン管に電源を供給する。これに水の浄化装置を搭載すれば、HAPPY号はビジネスユニットとしても活躍できる。きれいな水を販売したり、携帯公衆電話サービスをしたり、spaza shopを開いたりと、小さな事業の起業を促すことにもなるだろう。これなら夜間の営業も大丈夫。
HAPV – Human and Animal Powered Vehicle in South Africa(英語) – Link
訳者から: Water and Wheelは非営利団体、Universal Wellbeingが行っている、動物が牽引する車両をもっと活用して貧しい地域の活性化をしようというプロジェクト。AfriGadget は、アフリカの土着のガジェットを紹介するサイト。アフリカ人が作るガジェットって、独特の雰囲気があっていいんだよね。
[原文]