Science

2008.05.13

Make Projects: DIY飛行船の作り方

Text by kanai

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空を飛ぶオモチャはみんなスキだよね。でもラジコン飛行機は、初心者には操縦が難しい。そこで、簡単に飛ばせる飛行船を作ろう。作り方もとっても簡単。ここで使用するオモチャのラジコンヘリも、家に1台はあるんじゃないかな。ラジコンヘリを2台買ったとしても60ドル程度だし、ラジコンヘリ自体を改造するわけじゃないから、数秒で元の状態に戻せる。もしお宅にお子さんがいれば、またはキミ自身が子供なら、または子供みたいな大人なら、ぜひ試してみてね。きっと好きになるよ。
必要なもの:
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ラジコンヘリコプター 2機(Airhogsみたいなヤツ)
60センチのバルサ棒 2本
粘着テープ
重り用のバインダークリップとコイン

作り方
このプロジェクトでは工具は必要ありません。作る作業もほんのわずかです。いちばんの難関は、適当な風船を探すことぐらいでしょう。とは言え、大きな風船なら大抵はうまくいきます。幸い、ボクはブラッツ人形の風船が手に入ったけど、マイラー樹脂の風船ならなんでもいい。ただし、大きめのもの。ヘリコプターを取り付けられるぐらいのね。
Step 1:重心を探す
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まずは、風船の重心を見つける。風船を横にして、左右中央あたりの端っこを指で掴む。その状態で風船がどう浮き上がるかを見る。水平になってる? 水平でなければ、掴む位置を少しずつずらして、水平になるように調整する。水平になったら、そのとき掴んでいた場所にテープを貼って印をつけておこう。この場所に、Step 3で2本のバルサ棒が取り付けられる。
Step 2:ヘリのサポートを作る
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60センチのバルサ棒2本を使ってサポートを作る。まずは、2本の棒の中心に印を付ける。次に棒の両端にヘリコプターをテープでくっつける。
img_2379.jpg1本はヘリの胴体の下側の翼の後ろあたりに、もう1本は窓のあたりに付けよう。こうすることで、ヘリは風船に対して少し前に傾いた状態で取り付けられるようになる。
Step 3:ヘリ部分を風船にくっつける
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ここはちょっと技が必要。まず、風船を上下逆さまにして両足に挟む。次に、テープを2本切って、Step 1で印を付けた風船の重心にヘリの棒を貼り付ける。はい、できあがり。
Step 4:必要に応じて重りを付ける
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風船が飛んでいってしまわないように、バインダークリップかコインをテープで貼り付けて重くしてやる。手を離したときに、ゆっくりと床に落ちるぐらいがいい。どのくらい浮かせるかはお好みなので、自由に調整してほしい。
Step 5:テスト飛行
img_2411.jpgヘリに充電しよう。10分程度で済むはずだ。これで処女飛行の準備がすべて整った。リモコンを並べて置いて、両手で操作する。戦車みたいにね。すごくよく飛ぶよ。速度もけっこう速い。
このプロジェクト、気に入ってもらえたかな。このラジコン飛行船を作ったら、リンクかビデオを送ってね。みんなの作品を楽しみに待ってます。ありがとう!
– Marc de Vinck
訳者から:甥には2台買ってやったが、ウチには1台もない。あのとき、適当な理由をつけて一緒に買っておけばよかった。
原文