Science

2008.09.08

無重力でダイエットコークとメントス – Make独占映像!

Text by kanai

Robertより-

先週末、家族でスペース・アドベンチャーのG-Force Oneを体験しに行った(たまたま昨晩の『Mythbusters(怪しい伝説)』でも取り上げられていた)。科学オタクとして、我々は微重力環境でなにか面白い実験はできないかと時間をかけて考えたのだが、ダイエットコークとメントスの反応を確かめようということになった。
我々は、グローブバッグにカメラのポートとマウントを取り付けた(部屋を汚さないため)。そして、実験の一部始終をカシオEX-F1を使って毎秒300フレームで撮影した。証明は非常出口の窓だ。結果は、なんとも微妙だった(もっと研究しなくちゃね。あはは)。でも、ビデオは面白い。実験がどう変化していったか、我々がどのようにそれに対処したかの物語が楽しめる。
詳しくはこちらをどうぞ。http://rjwoodhead.blogspot.com/(英語)
ビデオだけならこちら。http://www.youtube.com/watch?v=P01kVKp6MIs
ハードディスクをジャイロに改造して投げてみたんだけど、そのビデオが公開できるまでには、あと数週間かかりそう。
ところで、スペース・アドベンチャーのスタッフに敬意を表したい。私たちの実験のために、通常よりも長く飛行してくれた(彼らも科学に対する理解がとっても深い)。時間切れで泣かないよう、運輸保安局との調整もやってくれたのだ。

訳者から:ムービー内のテロップの対訳:

  • 2008年8月24日G-Force One Flight ZG186にて微重力環境でのダイエットコークとメントスの反応に関する実験
  • 飲み物担当 Robert Woodhead
    高速度撮影担当 James Ueki

  • 実験課題:気泡の対流が起きない微重力環境は、メンティキュレーション中に気泡の発生率にどう影響を与えるか。
  • 機内を汚さないために、LabSafety.comのグローブバッグを使用。これに撮影用のアクリルの窓を取り付けた。
  • 後部の非常口の窓の明かりをメインの照明として使用。高速度ビデオ撮影には通常の撮影よりも明るい光が要求される。
  • コーラ格納ユニット・リストリクターノズル(CCURN)の想定外の作用により、安定した大きな水泡の形成が困難となった。
  • コーラの流速の制御が困難となり、実験機材の中で予想外の流れが発生。
  • さらに、通常は感じられない微少な重力が常に存在し、それが実験に影響を与えた。また、分潮も発生した。
  • メンティキュレーションはゆっくりに見える。しかしこの仮説を証明するには、より洗練された実験環境で安定コーラ球(SCS)を生成する必要がある。
  • マークⅡメンティキュレーターはすでに設計が進んでおり、近い将来、飛行の予定である。
  • 最終目標は、安定的に保持しされ大量のコーラの中心でメンティキュレーションを行うことにある。
  • コーラ球を素早く生成し、そこにメントスを挿入できる装置の設計開発は、大変な技術的挑戦となるだろう。
  • しかし、メントス反応研究に対する我々の熱意は、G-Force Oneの搭乗回数に制限をもたらすものではない。
  • 本当の科学を行おうとすれば、大きな犠牲を覚悟する必要がある!
  • ああ、それから、メントスが明らかに親水性であることはわかったかな? だからコーラがメントスにへばり付いているのだ!
  • ここまで見たキミは、こう思っているだろう。「すげー! ボクもそんな飛行機に乗って、こいつらみたいなホンモノの科学実験をしてみたい!」とね。
  • ボクのブログを読めば、もっと詳しいことがわかるよ。
    http://rjwoodhwad.blogspot.com

  • ZeroGのウェブサイトも見るといいだろう。
    http://gozerog.com

  • 彼らに”Trebor”から聞いたと話してくれ。全員がチケットをもらえるとは限らないが、次回、ボクたちが搭乗するときに、いっしょに割引価格で乗れるかもよ。
  • Michelle Peters、Akane McCarthy、Sylvia Parsons、そしてZeroGのみなさんに感謝いたします。
    夏休みの作文では、ウチの子供たちはA+を取ること間違いナシだ。

ロバート・ウッドヘッドって、もしかして……。
やっぱり! Treborでわかったよ! あのウッドヘッドだ!
– Phillip Torrone
原文