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2008.11.10

時計を標準の時間に戻そう

Text by kanai

(編集から:英語版では11/2に公開された記事です。)
時計を戻そう。Makerのみなさん、標準時に戻りました。

2007年から、アメリカ合衆国の夏時間は、3月の第2日曜日に始まり、11月の最初の日曜日で終わることになった。3月の第2日曜日には、それぞれの地域の標準時の午前2時に、時計が1時間進められ、夏時間の午前3時となる。11月の最初の日曜日には、午前2時が標準時間の午前1時になる。この日程は、2005年エネルギー政策法(Pub. L. no. 109-58, 119 Stat 594)として制定されたものだ。
また、時間帯の標準時は、1883年にアメリカ合衆国とカナダとの間で取り決められていたが、アメリカでは1918年3月19日まで法令にはならなかった。これは、スタンダードタイム法とも呼ばれている。この法令では、当時は異論も多かった夏時間も決められている。夏時間は1919年に一度廃止されているが、時間帯の標準時は、そのまま法令に残った。夏時間は地域ごとに決められるものとなった。国の法律として再び施行されたのは、第二次世界大戦の初期のころで、それは1942年2月9日から1945年9月30日まで続いた。終戦後は、州や地域が独自に決められていたが、1966年に統一時間法が施行され、アメリカ合衆国における夏時間の開始日と終了日が全国的に統一されるようになった。ただし、地方によって慣例化されている場合に関しては、例外も認められた。この法令では、夏時間は4月の最後の日曜日に始まり、10月の最後の日曜日に終わるとし、それぞれ各時間帯の午前2時に時刻を変更することが決められた。
エネルギー危機の年に、議会は夏時間開始日を早める法令を制定した。1974年は開始日が1月6日とされ、1975年には、開始日が2月23日と決められた。この2年間の後は、また4月の最後の日曜日からに戻されだ。1986年、夏時間の開始日を4月の最初の日曜日に変更する法令が制定された。ここでは終了日についての変更はなかったため、10月の最後の日曜日のままであった。2005年のエネルギー政策法では、夏時間の開始日と終了日の両方が変更されることになった。2007年より、夏時間は3月の第2日曜日に始まり、11月の最初の日曜日に終わることになったのである。

訳者から:アメリカの夏時間って、ころころ変わってたのね。ボクは夏時間、好きだけどね。アメリカでは、一仕事終えてもまだ明るくて、レストランの外のテーブルでゆっくり夕食をとって、まだ明るくて……っての、うれしいもんね。ガレージで物を作るときなんて、日が長いと助かるから、ボクは日本でもやってほしい派です。
– Phillip Torrone
原文