Fabrication

2008.11.10

1985年のレーザープリンターぐらいの値段で3Dプリンターが買える時代に

Text by kanai

Apple Laserwriter
Nat @ O’Reilly Radarより

Ponokoのブログに掲載されたこの記事を読むと、意識が大きく変わる。現在の3Dプリンターの状況が、流れの中でよくわかる。すでに、1985年当時のレーザープリンターよりも安くなっているのだ。レーザープリンターを初めて見たとき、初めてオフィスに導入されたとき、初めて自家用に購入したときのことが、どうしても重なってくる。そうした流れには逆らえないだろう。問題は、それが、世界に広がっている大量生産、大量販売の業態と共存しているデザイン、商業、流通、製造、リサイクルなどの本質がどうなるかだ(追伸。Ponokoサイトを閲覧していたら、こんなすばらしいNerd Brain Necklaceを発見した)。

1985年、アップルのLaserWriterが大量市場に登場して、デスクトップパブリッシング革命が産声をあげた。最初の販売価格は6995ドル。重さは77ポンド(35キログラム)、サイズは11.5×18.5×16.2インチ(約29×45×41センチ)という大きなもので、世界初のデスクトッププリンターは、今日、どの教室にもオフィスにも家庭にもある、軽量で気軽に使える周辺機器とは違っていた。

訳者から:ホント、立体が簡単に作れるようになったら、世の中どう変わっちゃうだろうね。
– Phillip Torrone
原文