Electronics

2009.02.03

How-to Tuesday: バレンタインのLEDディスプレイ

Text by kanai

今週は、Jimmie RodgersOpen Heart kitを作ろう。これは、素晴らしいオープンソースのキットで、LEDを光らせるのにCharliplexingという技術を使っている。なんでかって? Charliplexingは、それぞれのLEDを個別にコントロールするための技術なんだ。とは言え、Arduinoに簡単なプログラムを書いて読み込ませるだけで、クールなLEDのアニメーションができてしまう。プログラムの記述なら心配無用。JimmieがFlashのインターフェイスを作ってくれたから、そいつが全部作ってくれる。それをコピーしてArduinoのIDEに貼り付ければ、LEDはアニメーションを表示してくれる。

Open Heartは、個別にアクセス可能なLEDによるマトリックスです。アニメーションのカスタマイズは自由度が高く、ブローチやバッグの飾りなどに使えます。布地にヘッダーを突き刺して挟めば、取り外し可能な飾りになり、恒久的にプロジェクトに組み込みたいときは、導電性糸で直接縫いつけるようにもできます。アニメーションのデザインが簡単にできるFlashのソフトも作りました。このソフトは、Arduinoのプログラムが自動的に作ってくれます。後はこれをコピーして、貼り付けて、アップロードして、楽しむだけです。

Open Heart kitはMaker SHEDで購入できます。Arduinoもここで売ってます!

Jiimmieは、彼のウェブサイトに丁寧な作り方の解説を載せている。このオープンソースのキットの素晴らしいところは、好きなように改造ができるということ。まずは、私のバージョンを試してみてほしい。
必要な材料:
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Open Heart kitには、LEDをコントロールするArduino以外は、必要なものがすべて含まれている。すべてのArduino互換ボードにも対応しているが、プログラムさえちゃんと作れば、そのほかのマイクロコントローラーでも使える。

  • Open Heart Kit – Maker SHEDで購入可能
  • Arduino – Maker SHEDで購入可能
  • 9V電池ケース
  • 真鍮パイプ – 細い金属のパイプなら何でもよい。
  • 小さな金属の箱 – 小さな箱なら何でもよい。
  • エポキシ
  • 木片

必要な工具:

  • ハンダごて
  • ドリルとドリルビット – ビットは使用する金属パイプと同じ径のもの。
  • ホットグルーガン
  • ドレメルと切断用ディスク
  • 基板固定用のアーム – 作り方
  • 消臭機 – 作り方
  • その他の工具 – ドライバー、ラジオペンチなど

Step 1: Open Heartを組む
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まずはすべての抵抗を取り付ける。抵抗は全部で8本。プリント基板にハンダ付けする。一度に付けてしまっても、スペースには十分な余裕がある。
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ハンダ付けができたら、基板からはみ出した足を切る。
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いよいよLEDの出番だ。長いほうの足(+)を丸の穴に、短いほうの足(-)を四角い穴に通す。私は、作業がやりにくくならない程度に、一度に何本かのLEDを穴に通してからハンダ付けを行った。一度に8本から10本程度はいけると思う。
img_7079.jpg
最初にセットしたLEDをハンダ付けしたら、次からはもう少し多めにしてみよう。あくまでも、基板が混み合って作業がやりにくくならない程度にね。
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ハンダ付けは急がないこと。時間をかけて、きちんと電気が通るようにしっかりと付ける。
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私の場合、すべてのLEDを付け終わるのに、3ランドこれを行った。あとは、Arduinoに接続する線を繋げる。
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キットに含まれているケーブルの被覆を剥がして、中のリード線を取り出す。
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被覆を剥がすと6本のリード線が出てくる。これを絡ませると面倒なことになる。私みたいにね。
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リード線を基板にハンダ付けしよう。キットにはヘッダーとプラグが含まれているが、私は基板に直接ハンダ付けすることにした。ここの判断は、このキットをどう使うかによる。まずは、pin1と書かれた穴に緑の線をハンダ付け。次に、pin2の穴に赤い線をハンダ付けする。
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続けて、白い線をpin6に、黒い線をpin5にハンダ付け。
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最後に、青い線をpin3に、黄色い線をpin4にハンダ付けする。これでOpen Heartは完成だ。次は、こいつのスタンドに取りかかろう。
Step 2: ディスプレイスタンドを作る
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まず、0.5mm径の真鍮パイプにワニグチクリップをハンダ付けする。
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真鍮パイプはしっかり熱しておくと、ハンダが乗りやすい。ハンダはケチらずにたっぷり使おう。がっちりと固定させる必要があるからだ。
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ドレメルに切断用のディスクを取り付けて、真鍮パイプのワニグチを取り付けた側に細い切れ目を入れる。すべてのリード線が通る大きさに開けること。
注意: ドレメルを使うときは防護メガネを忘れずに。切断ディスクは簡単に割れて飛び散るからね。
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パイプに開けた切れ目から、6本のリード線をパイプの中に入れる。
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土台の箱に穴を開けよう。私はガラクタの中から探してきた古いブリキの箱を使った。これがArduinoを収めるのにピッタリのサイズだった。真鍮パイプを立てたい場所に穴を開ける。
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金属の箱の場合は、穴を開ける前に裏側を補強するといいだろう。私はエポキシで木片を接着して補強した。
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エポキシが固まったら、パイプを通すための穴をドリルで開ける。
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この穴に、リード線とパイプを通す。
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6本のリード線をArduinoに簡単に接続できるように、6本のヘッダーピンを繋いだ。私はまっすぐなピンを使ったが、キットに入ってるピンでも問題ない。ピンには、緑、赤、青、黄、黒、白の順番にハンダ付けする。緑はArduinoの8番のピンに入る。白は13番だ。
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金属の箱を使用するときは、内側に絶縁体を貼っておこう。Arduinoの基板が金属に触れたらショートを起こす危険性があるからね。
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さて、あとはArduinoにコードをアップロードして、すべてを箱の中に収めるだけだ。
Step 3: Open Heart のプログラム
flash-programmer.png
プログラムは、このFlashアプリケーションでハートのアニメーションを作るだけでいい。無料でダウンロードできる。すべてのコードは、このソフトが作ってくれる。パターンを作ったら(丸をクリックするだけで作れる)、生成されたコードをコピーして、ArduinoのIDEにペーストする。
自分のOpen Heart用に私が作ったコードがこれだ。
注意:Arduinoにコードをアップロードする方法がわからないときは、Arduino.ccを見てほしい。Arduinoのプログラミング入門に関する情報が山ほどある。
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気に入ってもらえたかな。バレンタインデーはもうすぐそこだ。ではまたね。
– Marc de Vinck
原文