Fabrication

2009.02.23

3Dプリントのためのキャラクターモデリング

Text by kanai

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3DプリントサービスのShapewaysを試してみようと思う。そこで、友人の(そして栄えあるMakeの編集長である)Mark Frauenfelderに、彼がデザインしたキャラクターのひとつ、かわいいレッドクリッターを使わせてくれと頼んだ。彼の承諾が得られたので、いよいよ実行だ。
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私はAutodesk Mayaを使ってポリゴンモデルを作った(3Dモデリングツールは何でも構わない。Mayaは私が使い慣れているというだけのことだ)。Markと私は、オリジナルのクッキーカッターのようなかわいらしさを出すために、何度か作り直した。経験上申し上げるが、2Dから3Dキャラクターを起こすのは、ひどく難しい。この最初のモデルは、なるべく少ないポリゴン数で作ったものだ。そのほうが、修正が簡単だからだ。そして、あとでポーズを付けやすいように、できるだけニュートラルな形にした。
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Shapewaysのモデリング料は、材料をどれだけ使うかによって変わってくる。そこで、私はできるだけ中を空洞にしようとした。X線ビューを見てほしい。
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納得のいくモデルが完成したところで、ちょっと手を加えて彼にポーズを取らせた。さらに、メッシュの四角化を使ってポリゴン数を1万5000程度に増やし、滑らかに見えるようにした。
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次に、Colladaプラグインを使って、メッシュをShapewaysが対応している形式でエクスポートした。そのメッシュデータをアップロードして、素材タイプ(白、強い、柔軟)を指定して発注した。
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あとは、出来上がりを待つだけだ。数日で届くとのこと。届いたらすぐに写真をアップするからね。
– John Park
編集から:Shapewaysは米国外(日本からも)からの利用が可能とのことです。サイトでは幾何学的な造形から、機構部品まで、様々な興味深い作例が公開されています。
原文