Crafts

2009.04.11

MediaLab PradoのGarage Science

Text by kanai

we make money not artでは、先日開催されたMediaLab PradoのInteractivos? Garage Scienceワークショップから、生物学的なアートプロジェクトをシリーズで伝えている。
garagescience1_cc.jpg
Andy GracieのGarage Laboratoryは、自家製の磁界と電波を発生させる装置を使って、都会で棲息する微生物の行動を調査している。

このプロジェクトでは、探査船パイオニアとボイジャーから得た磁場データを使って、微生物の培養液の中に同じ磁場を発生させることにしていました。しかし、「interactivos?」の期間中に結果を得るには時間が足りず、外観の変化だけが認められました。緩歩動物が最初に強力な磁場に触れたとき、それは動きを止めて硬直状態に陥ったように見えました。通常は、1時間ほど経つと元に戻って自由に再び歩き回ります。しかし、回復時間とショックの大きさが、回を重ねるごとに小さくなっていくのがわかり、驚きました。おそらく、耐性を高めているのでしょう。

Gracieのインタビュー全文はここで読むことができる。
fruitcomputer_cc.jpg
Alejandro TamayoのFruit Computer Laboratoryは、世界がいつかテクノオーガニックなコンピューター技術を使うようになるという、人気の高い予測を検証するものだ。

しかし、フルーツの中の化学反応は、スイッチのオンオフ、コンピューター論理の基本的な構成要素、メモリーなどにも使えるのでしょうか? フルーツでコンピューターを作ることはできるでしょうか? このプロジェクトは、フルーツで作られる未来のコンピューターに関する疑問や反響を引きだすことを目的とした、一般開放型の臨時研究所の開設を提言しています。

Tamayoのプロジェクトの詳細はWMMNAを見てね。
– Collin Cunningham
原文