Electronics

2009.04.11

Checkin’ In: FX マスター Edwin Wise

Text by kanai

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Edwin Wiseは、Make誌上ではすっかりおなじみの人物だ。彼の本業はFX(特殊効果)。2007年のMake Halloween Special Issue(ハロウィーン特別号)に、Hot Glue Spider Web Gunや、昔ながらのFlying Crank Ghostといった工作記事を提供してくれたのも自然な流れだった。
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Vol.13(英語版)では、大音響Boom Stickの記事を提供してくれた。普通に手に入る水道用の材料で作れる、二段式、密閉型、急速排気、ピストンバルブ空気砲だ。Boom Stickは、その名のとおり、目標近くのすべての人に “びっくり反射” をお見舞いすることができる。その姉妹作品が、Edwinが Vol.15(英語版)に書いたVortex Cannon(ボルテックス砲)プロジェクトだ。下のビデオを見れば、ボルテックス砲を撃ったときの様子がよくわかる。

最新は、これが最高なんだけど、Vol.16(英語版)にEdwinが書いてくれた Chladni Plate(クラドニプレート)プロジェクトだ。壊れたスピーカーと、リード線とテープを使ってコーンのない音声コイルドライバーを作り、これを使って鉄板の上に砂で模様を描くというもの。音を視覚化する装置!
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今週、私たちはEdwinに会い、今取り組んでいるプロジェクトについて話を聞いてきた。以下が彼の話だ。
「何を企んでるかって? Makeにはこれからも記事を書くよ。実際、Vol.19用の記事を準備中だ。だけど、年に4回しか出ないから、Makeの記事としてできることは限られてる。
毎年やっている800ポンドゴリラプロジェクトは、私が特殊効果と演者とスタッフを兼任しているScare for a Cureの出し物だ。これは、リチャード・ギャリオットの “Britannia Manor”(オースティンでは超有名だったけど、1994年に終わってしまった。今はその精神がWild Basin’s Haunted Trailsに受け継がれている。私は 2000年からそれに参加しているが、2005年に終了した)。[2008年の準備の様子は、Edwinのサイトの World of Horrorcraft を見てほしい]

裏方としても、いろんなプロジェクトに関わっている。オバケ屋敷のエレクトロニクスやハウツー物の記事を書きやすくするための、また、ウェブでかき集めた情報へのリンクや埋め込みをやりやすくするためのWikiのプログラムなどだ。ソフトウェアは時間がかかる。私の場合、時間がいちばん貴重なリソースなんだ。だから、今年中に完成して運用できる見込みはない。
この Wiki/データベースプログラムは、自分自身のブログやドキュメントのために(それから私によく似たMakerのために)作っている。変更やコネクションやコメントや連邦予算などの政府情報をトラックしたくて思いついたものだ。League of Technical Votersの “Connect the Dots” がベースになっている。
とにかく、忙しいよ。いつでもね。もちろん、社交ダンスとか太極拳とか地域活動といった個人的な活動を抜かしての話だよ」
ありがとう、Edwin! 今後のEdwinに関する情報は、simreal.comを見てね。Makeのバックナンバーも読んでください。ハロウィーン特別号も。Maker Shedで売ってます。

– Goli Mohammadi
訳者から:Vortex Cannon(ボルテックス砲)とChladni Plate(クラドニプレート)の記事は、 Make日本語版 Vol.06に掲載されています。
Edwinの話からはちょっと離れるけど、リチャード・ギャリオットのブリタニアマナーは、リチャードの招待で一度だけ行ったことがある。もう、すんごかった。とにかく、すんごかった。本気だから。ご予算ン千万円の一晩かぎりのロールプレイング長編おばけ屋敷。出演者はハリウッドの特殊メイクアーティストが担当していた。ボクはインプに捕まって池に沈められて、ずぶ濡れになった。始める前に、怪我しても訴えませんという誓約書を書かされるんだから、そこからもう怖かったな。
原文