Crafts

2019.06.20

コンピューターを用いた表現のための学校「School for Poetic Computation(SFPC)」YCAMにて開催

今年の3月に開催された YCAM InterLab Camp vol.3「パーソナル・バイオテクノロジー」(レポートはこちら、#1 、#2)の記憶も新しい、山口県山口市の「山口情報芸術センター」[通称:YCAM(ワイカム)]にて、コンピューターを用いた表現のための学校「School for Poetic Computation(SFPC)」が開催されます。以下は、SFPC Summer 2019 in Yamaguchiの企画者の一人でもある城 一裕さんのコメントです。

Crafts

2018.11.02

彼らはなぜ、どうやってプラゴミから等身大シロナガスクジラを作ったのか

「私たちとクジラとの関係は奇妙なものです。かつて私たちは、油を採るためにクジラを殺していましたが、今は、海からプラスティックゴミをなくそうと、油から生まれたプラスティックでクジラを作っています」
—Joel Dean Stockdill

恐竜ですら小さく見える地球上最大の動物。体重は、もし計れたなら150トン。悲しいことに、150トンとは、9分ごとに世界中の海岸に打ち上げられるプラスティックゴミの量と同じだ。

『ロック・ロブスター』を2回聴くよりも短い時間だ。

Crafts

2018.10.30

使わなくなったハンドスピナーで人生にカオスをもたらす方法

ハンドスピナーのブームは去ったと言っても、反論する人はもう少ないだろう。どの店の棚にも並んでいたが、今はあまり見かけない。これを持ち歩いている人も少なくなっているはずだ。どこかに放置されて、それっきりという状態じゃないかな。MakerShareのユーザー、Hirotaka Niisatoは、そんな使われなくなったハンドスピナーを、カオスと磁気による魅惑的なアートに変えるプロジェクトを紹介してくれた。

ハンドスピナーの先端に磁石を埋め込み、それぞれを平らな板の上に近づけて配置することで、ほぼ完璧にランダムな動きを見せるインタラクティブなアート作品になる。

Fabrication

2018.10.24

バンクシーの作品を切り刻む額縁を3Dプリントするデータが公開された

反動的で謎多き大人気のストリート・アーティスト、バンクシーが、恐らくこれまでの中でも最高の、大胆な悪戯をやらかしてくれた。オークション会場で、彼の版画作品がおよそ100万ドルで落札された直後、大勢の眼の前でその版画を切り刻んでしまったのだ。このときの様子は大ニュースとなって世界中で報道されたが、同時にそれは、会場にいた人たちの、わけのわからない恐怖と驚きの表情と相まって、非常に面白い映像作品となった。

その後、バンクシー自身が公開した断片的な情報をもとに、版画を自動的にシュレッダーにかけるメカニズムに関する論議が広がった。

Electronics

2018.09.11

建物サイズのドローボットを作った

家の塗装を素早くやる方法とか、好きなアート作品を高解像度でプリントしたいとか、そういう方はこの記事は読み飛ばして欲しい。我々が製作したマシンは、大きくて、低解像度で、ひじょーーーに遅い。それに、とても大きくて、最高にいかしていて、安くて、言うことを聞かなくて、午後だけの作業で数日間で作れて、動いているところを見ると、うっとり見とれて瞑想的な平静状態に浸ることができて、素晴らしい(というか「独創的」な)アート作品が描かれる(複製される)。

Crafts

2018.09.10

10年かけてすべて手作りした機械工作師の夢のアニメーション

Brett Foxwellは、制作に10年を費やした大作動画を投稿してくれた。FABRICATED(製造された)と題されたこのストップアニメーションは、人間がいなくなった想像上の未来を描いている。キャラクター、セット、さらにはカメラの動きを滑らかにするリグまで、映像に出てくるあらゆるものをBrett本人が作っている。

下のメイキング動画でも説明されているが、彼が生活をしているアパート全体をセットが占領していた。引っ越しを何度か行なっているが、そのたびに、すべてのセットを新しい部屋に移動させなければならなかった。

Crafts

2018.06.19

古い車で作ったピザ窯だって?

もう走れなくなった自動車があったら、どうする? スクラップにしてパーツを取る? ニワトリ小屋にする? 卓球台なんてどうだろう。または、街灯とか? プールって手もある。こんなお馬鹿な廃車の再利用法は、フランス人アーティスト、Benedetto Bufalinoの得意技だ。そして、Bufalinoの最新作は、なんと……ピザ窯!

Design Boomには、こう書かれている。
Bufalinoは、古いフォードの窓を切り取り、シートやハンドルなどのインテリアや機械部品を取り除いた。

Crafts

2018.02.27

ずっと見ていても飽きない200個のゴムボールが跳ねる音の彫刻

私はトム・ウェイツの曲が大好きで、奇妙な楽器を使った「謎の男」(What’s He Building?)に大きな影響を受けている。自作楽器についてあれこれ調べていたときに、Dennis Havlenaのことを知り(2008年のMakezineの記事を参照)、彼のウェブサイトにあった設計図を元に、古いプロパンガスのタンクから「ハンクドラム」を作った。

それ単体でもいい音がするのだが、私のためにそいつを演奏してくれる美しいマシンを作りたいと考えた。そして、いろいろなバージョンを試した。

Crafts

2017.10.05

床に映る車窓

宮田陵平さんの作品。走っている電車の窓から入る影をプロジェクターで再現しています。学生時代、早めに学校が終わった日の帰りの電車で床がこんなふうになるのを見た憶えがあります。最近はないな。記憶が喚起される作品かもしれません。

Next