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2009.04.02

LEGO NXT 3Dスキャナー

Text by kanai

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レゴハッカーのPhilo Hurbainは、レゴのCADプログラム、LDraw用に、もっと複雑なレゴのパーツを必要としていた。たいていのパーツは簡単に作れるのだが、上の写真にあるような小さなレゴのカエルなどは、ちょっと難しい。そこで Philoが考えたのが、プローブ用の針を除いてすべてをレゴだけで作る3Dスキャナーだ。

私はLDrawパーツ作家です。私は常に、新しいパーツの製作方法を模索しています。ほとんどのパーツは幾何学的に単純な形をしているため、作るのも簡単ですが、上の写真のカエルのような形状はモデリングが困難です。私はしばらく、3Dスキャナーのアイデアを練っていました。そしてその解決策は、2008年の LEGO TECHNICセットに含まれていた新しいパーツにありました。リニアアクチュエーターです。気の利いたこのデバイスは、モーターの回転運動を直線運動に変換してくれます。NXTエンコーダーの高解像度と組み合わせれば、私の目的を果たすのに十分な性能を持つ3Dスキャナーに必要なすべての要素が揃います。

プローブモジュール(赤と黄色)が、プローブ針を前後上下に動かします。針がオブジェクトに接触すると、接触位置が記録されます。オブジェクトモジュール(白と青) は、オブジェクトの前後移動と回転を行います。これらの動きを組み合わせることで、デカルト座標系と円筒座標系の両方のスキャンが可能になります。

自分でも作ってみたいという人のために、PhiloはこのデバイスのMLCadファイルとNXTを制御するためのpbLuaソースを公開している。また、スキャンした座標のログを使用可能なメッシュに変換する方法も解説している。
NXT 3D scannerDan’s Data Blogより(英語)]
– Jason Striegel
原文