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2010.02.23

Maker Business: Magnolia Atomworksの場合

Text by kanai

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去年、John Edgar ParkとErin Kelly-Parkは、Magnolia AtomworksというMakerビジネスを立ち上げた。「Mystery Box」(や、ロボットやiPadで使う面白いものという話)など、楽しい製品やキットを作っている。さて今回は、Maker Businessシリーズの開始を祝して JohnがMystery Boxが生まれた経緯について話してくれる。 — Gareth

Part 1: Maker Businessを始めた理由

John Edgar Park
すべては John Baitchtalの責任だ。John BはMake: OnlineとWiredのGeekDadの筆者だ。ある日、Johnは「TED Talk」のビデオでJ.J. Abramsが子供のころから持っているという Mystery Box(からくり箱:漫画雑誌の巻末の通販広告などで売ってるやつ)の話を聞いていた。その中でJ.J.は、その箱に入っているものは、現実をはるかに超えたすばらしいものが入っていると想像していたため、開けられなかったと語っていた。彼はこのメタファーを、映画やテレビ番組に応用している。
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これは面白いと私は思った。そして、John Bにも同じ経験をさせたいと考え、私は彼のためにMystery Boxを設計し、Makeのレビュー記事を書くために借りていたEpilog Zingレーザーカッターを使ってこしらえた。中には、彼が決して見ることのない物を入れて、渡してやった。その話は、JohnがGeekDadのブログに書いている。それが話題になり、LifehackerやBoing Boingでも紹介されるようになった。するとすぐに、世界中の人たちからMystery Boxを売ってほしいとの要望が届くようになったのだ。
やった! これでレーザーカッターを買って、商売を始める理由が見つかった。がっぽり儲けるぞ! そのとき私は、アニメーションの仕事を楽しんでやっていた(家族もその収入には満足していた)。しかしすぐに、私の最大にして最高のビジネスパートナーである妻から、スモールビジネスを始めるならもっと本格的にやるべきだとダメ出しを食らってしまった。だが、いきなり深いところへ飛び込むのでなはく、こうした浅瀬から徐々にビジネスに入りたいと考えているMakerにとっては、ちょうどいいアプローチだと私は思う。
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そんなこんなで、現在、私たちは製品を作り、お得意さんもできた。最初は、2人の子供たちを「雇って」箱詰め作業などをやらせるのが妙案だと思っていたが、別の案を採用する結果となった。製造も売買の取り引きも、私たちだけではまかないきれないとわかったからだ。幸い、私たちには、この道の師匠がいた。Evil Mad Science LaboratoriesのLenore EdmanとThingMのTod Kurtだ。彼らの指導を受けて、私たちはMystery Boxをまとめて買ってくれる小売業者を探すことにした。そうすれば、私たちは楽しいところだけ(新製品の開発とか)をやっていればよいことになる。しかしそこで考えた。どの時点で会社にすべきなんだろうかと。
Part 2 「キットの設計と製作」へ続く。
原文