2010.03.23
巨大3Dプリンターは建物だってプリントできる(理論的には)
Blueprint Magazineにすごいマシンの記事が載った。
ピサ近郊の工業団地の小さな工房に、建物もプリントできるマシンがある。この機械自体は自動車工場向けの試作品のように見る。4本の柱が、それぞれ独立してひとつのアーマチュアを支えている。砂まみれのコンピューターにインストールしたCADソフトの指令で、アーマチュアは砂山の上数ミリのところを移動する。その底面には数百のノズルがあり、マグネシウムを基本とする溶剤が吹き出す仕組みだ。作業は4段階の工程で進められる。ひとつの層が乾燥すると、Enrico Diniがアーマチュアフレームの再調整を行う。システムが砂を敷き、無機質の接着インクが吹き付けられる。この繰り返しだ。数万年かかる堆積岩の形成が、1日でできてしまう。このマシンなら、どんな建造物でも作ることができる。Diniはこれで大聖堂を作りたいと考えている。さもなければ、月面の家だ。
くっつく砂を重ねる3Dプリンターだ。みんなだったら、これで何を作りたい?
– John Baichtal
訳者から:サグラダファミリアと競争するってのは?
[原文]