2010.08.13
iCircuit – iOS用回路シミュレーター
AppleのApp Storeに登場したiCircuitは、基本的な回路図エディタ、マルチメーター付きの回路シミュレータ、オシロスコープを兼ね備えたもの。App Storeの解説より。
回路に使える部品は30以上。抵抗からスイッチ、MOSFETS、デジタルゲートまで揃っています。
回路内のいろいろな箇所で電圧や電流を測れるマルチメーターの機能もあります。時間ごとの電圧の変化を見たいときは、内蔵のオシロスコープを利用してください。オシロスコープはリアルタイムで信号の変化をモニターできます。また、タッチ式インターフェースで表示時間の幅を調整でき、スタックありとスタックなしのモード切替で、信号の比較も簡単に行えます。
使用できる要素:
- 信号発生器、電圧ソース、電流ソース
- 抵抗、コンデンサー、インダクター
- 手動 SPST/SPDT スイッチ、SPST/SPDT リレー
- ダイオード、トランジスター、MOSFET
- スピーカー、ブザー、LED
- ADC、DAC
- 論理ゲート: AND、OR、NAND、NOR、XOR
- JK型と D型フリップフロップ
iPadでざっと使ってみたが、すごい可能性を感じた。シミュレータは、回路を変更して結果が更新されるまでに少し時間差があったり、操作系に慣れるまでがちょいと大変だけど、10ドルだからね。モバイル用のシミュレータとしては(そんなもの他に見たことないけど)上出来だと思う。
とにかく、出先ではとても便利なツールだ。開発者の話だと、このソフトウェアはCPUに依存するため、なるべく新しい機器(iPhone 3GS以降)での使用がお勧め。iTunesのiCircuitプレビュー
これとよく似たJavaアプレットにPaul FalstadのCircuit Simulator Appletがある。
– Collin Cunningham
訳者から:iCircuitは日本では1200円です。
[原文]