Electronics

2010.08.12

Maker Shedの新製品 Netduino – .NETベースのオープンソースエレクトロニクスプラットフォーム

Text by kanai

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.NET Micro Frameworkを使ったオープンソースのエレクトロニクスプラットフォーム、Netduinoが新登場! リッチな開発環境を持つ32ビットのマイクロコントローラーで、エンジニアにもホビイストにも完璧なソリューションをもたらす。この小さなマイクロコントローラーの使い方は次のとおりだ。
Netduinoを使うためには、Windows XPまたはそれ以降のWindows環境と、フリーのVisual Studio Express 2010(またはフルバージョン)が必要。
Netduinoチームは、現在、MonoDevelopMonoをベースに完全なオープンソース開発環境、コンパイラ、開発ツールの開発に向けてがんばっている。
必要なソフトウェアは、すべてNetduinoのサイトからダウンロードが可能。リンクは下記のとおりだ。

  1. Microsoft Visual C# Express 2010: <a href="http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/
  2. Microsoft .NET Micro Framework v4.1 SDK: http://www.netduino.com/downloads/MicroFrameworkSDK.msi
  3. Netduino SDK v4.1: http://www.netduino.com/downloads/netduinosdk_32bit.exe(32ビット版Windows用)http://www.netduino.com/downloads/netduinosdk_64bit.exe(64ビット版 Windows 用)

Step 1: すべてをダウンロードしてインストールする
まず、上のリンクから必要なソフトウェア、Visual C# Express、.NET Micro Framework v4.1 SDK、Netduino SDK(使用するWindowsによって32ビット版または64ビット版)をすべてダウンロードする。
Step 2: Netduino を接続する
007_netduino_driver_installed.png
付属のマイクロUSBケーブルを使ってNetduinoをコンピュータに接続する。問題がなければ、Windowsが自動的にドライバを検出してインストールしてくれる。ドライバのインストールがうまくいかないときは接続を確認しよう。USBケーブルをいったん抜いて、入れ直してみる。
Step 3: Visual Studio を起動する
008_launch_visual_studio_express.png
Netduinoのドライバがインストールされたら、Visual Studioを起動する。スタートメニューで選択して実行しよう。少しすると起動画面が開くので「New Project」をクリックする。ダイヤログが開くので、「Micro Framework」を選択し、「Netduino Application」をクリックする。新しいプロジェクトに名前を付けて「OK」をクリックする。
009_new_netduino_application.png

Step 4: コードを記述する
009.5 solution explorer.png
これでプログラミングの準備が完了した。簡単な点滅プログラムを書いてみよう。画面右側(Solution Explorerの下)に示されるファイルのリストで「Program.cs」をダブルクリックしてエディタに開く。// write your code hereというコメント行を探して、ここを下記のコードに書き換える。

OutputPort led = new OutputPort(Pins.ONBOARD_LED, false);
while (true) {
led.Write(true); // turn on the LED
Thread.Sleep(250); // sleep for 250ms
led.Write(false); // turn off the LED
Thread.Sleep(250); // sleep for 250ms
}

010_write_an_app.png
Step 5: プロジェクトを設定する
011_project_properties.png
この手順はプロジェクトごとに1回だけ行えばよい。デフォルトでは、Visual Studioはエミュレータでプログラムを実行しようとする。これでは面白くない。そこで、プログラムをNetduinoに展開するように指定してやろう。「Project」をクリックして「YourApplicationName」を選択する。このウィンドウの左側に示されるリストで「.NET Micro Framework」をクリックし、「Transport」の設定を「USB」に変更する。
012_change_emulator_to_usb.png
Step 6: プログラムを展開する
画面上部にある「Program.cs」タブをクリックしてソースコードに戻る。F5キーを押す(または「Debug」をクリックして「Start Debugging」を選択)。すぐにNetduinoでプログラムが起動し、ライトが点滅を開始する。
013_start_debugging.png
Maker Shed より
Makershedsmall
MKND01-3-1.jpg
Netduinoは、Maker Shedで発売中です。
– Brian Jepson
原文