Fabrication

2010.08.17

歴史的自転車とこれからの自転車

Text by Takumi Funada

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東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「アジア-パシフィックの自転車生活デザイン展」は、自転車の発展史を「働く」「考える」「食べる」「走る」「遊ぶ」という5つの側面から捉え直す試み。新旧の様々な実車が展示され、多くの人々がこの道具のことをどう考え、どうデザインしてきたかを知ることができる。また、「考える」や「食べる」といったキーワードが示すように、新しい自転車の役割がいくつか提案されている。やはり実車を通じて、見る者の想像力を膨らませる内容になっている。
写真は展示物のひとつであるDAHON最初期のモデル。1982年にホン博士が発表したステンレス製の折りたたみ小径自転車だ。現在のDAHON車と比較すると、共通点と相違点の両方が見つかり、興味深い。
PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN アジアーパシフィックの自転車生活デザイン展
期間:2010年7月29日~8月27日
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ(入場無料)